。よだきすいだ
最終更新:2015/10/21
作品紹介
交通事故によって、私には三年分の記憶がない。 記憶を失っている間の私は、どうかしていたに違いない。なぜか、嫌いだったカイト・シンフィールドのことを”カイ”と呼ぶくらいには仲良くなっていたらしい。 友達は私の記憶が戻ることを願うそぶりを見せるが、なぜかカイトだけは私の記憶を戻さないように仕向けている。それに、私の記憶にあるカイトと違い、彼はなぜか妙に優しい。 交通事故で亡くした母。そして母との記憶のすべて。そして、事故までの三年間の記憶。 私がそれを思い出したとき、カイト・シンフィールドの不器用な”やさしさ”を知ることになる。
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