こいし恋しと夜になく
最終更新:2016/6/17
作品紹介
「まるで恋心のようではありませんか」 わたしの耳元で河童がささやく。河童の茶髪の頭に皿はない。背に甲羅もない。今日も今日とてイケメンに変化しているので、始末に悪い。 人生の目標もない。恋愛するだけの熱量もない。過去の失敗で、人生につかれていたわたしの前に現れたイケメン河童の清水(しみず)。清水の求愛に及び腰になるわたしには、恋愛のトラウマがあった。 清水は彼女の気持ちを振り向かせることができるのか? 感じの良いイケメン河童とわたしとの、もだもだした大人の恋愛模様。 無断転載禁止。無断複製禁止。 「翡翠堂じゅんじょう奇譚」「ひえた毒」と、三部作のひとつとなります。独立した物語りとしても読めます。 小説宝石新人賞999作品中35作まで残りました。上位3.5%まではいりましたが、最終候補落ちとなりました。同じく小説宝石新人賞一次通過作で「荒れ地に立つ蛇」があります。
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