ヴァルハラに行けなかったエインヘリャル
最終更新:2022/1/24
作品紹介
九世紀、ヴァイキングとも呼ばれるデーン人の髭を生やした男が勇敢に戦って死んだ。 ヴァイキングは、勇猛果敢に戦って戦場で死んだ英雄のみがヴァルキュリアによってヴァルハラに導かれると信じていた。 言うまでもなく、髭を生やした男はヴァルハラに自分は行けると確信していた。しかし、ヴァルハラには行くことができなかった。 死後、髭を生やした男が辿り着いた先は異世界だった。しかも、記憶を持ったままハーフエルフの女の子として転生してしまった! 髭を生やした男は異世界で女の子になってもヴァルハラに行くことを諦めていなかった。何故なら、その世界には神々の力と思えるほど凄まじい精霊術と気功術があったからだ。 「ラグナロクに備えて神々が私にこの世界で新たな力を身に付けさせようとしているんだ!」 そう考えたハーフエルフの女の子は、幼い頃から修業に明け暮れた。前世での戦闘経験と彼女だけが使える特殊な力「黒煙」を駆使して、様々な戦いに身を投じる。 犯罪者、魔獣、魔族、そして世界の命運をかけた魔王との戦いの果てに辿り着いた先は…… これはヴァイキングが異世界で戦いに明け暮れながら成長する物語である。 【2020年11月8日】一章完結 *この作品はカクヨムにも掲載しています
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