ノアの旅
最終更新:2021/8/11
作品紹介
世界の終わりまであと七日。 ノアは、バスに乗って「夜の町」から旅立つことを決めました。 誰もいないまっくらの町を歩き、バス停に辿り着きました。しばらくすると、箱型のバスがやってきました。 無人運転のバスにいたのは、山羊の頭をした運転手。 「さあ、座るんだ。立っているひとがいたら、バスは出発できない」 ノアは先頭の席に座りました。 運転席のあちこちにあるランプが、緑色に光ります。 コンディション・グリーン。問題なし。 「出発進行」 山羊頭の男がそう言って、バスは動きはじめました。 停留所ごとに現れる乗客とともに目指すのは、ハカセが待つ「昼の町」 七色に彩られたバスに乗ったノアと乗客による、七日間の旅の物語。 「第1回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」参加作品 他投稿先:pixiv、エブリスタ、カクヨム
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