四季と晴明の陰陽奇譚〜神と妖の棲う京屋敷〜

　――魑魅魍魎が棲みつく化け物屋敷がある。 　それは、京都府宇治市に存在する噂。 　藤原四季が京都へ引っ越してまもなく、両親は飛行機とともに消息不明になってしまった。途方に暮れた四季は、たまたまコンビニで高時給のバイトのチラシを見つける。 　和風美男子の青龍に導かれ、四季は例のあけぼの屋敷へ足を踏み入れてしまう。 　しかし、その店の住所はまさかの異界！？ 　しかも屋敷のオーナーは、陰陽師・安倍晴明！？ 　噂の通り存在したあけぼの屋敷(化け物屋敷)。 　一階は東を司る青龍が経営する不思議な小物兼甘味屋。庭や池、上階は妖や神達、摩訶不思議な住人達の住処となっていた。 　そして、ひょんなことから陰陽師となってしまった四季の周りで起こり始める、不思議な事件や厄介事。 　ベタベタ変質的なまでに溺愛してくる青龍に、感情的で喧嘩っ早い朱雀。 　一見礼儀正しいが主と認めたものにしか懐かない白虎に、柔らかい口調とは裏腹に物事を強引に解決しがちな玄武。 　なんだかんだ巻き込まれ型の四季は、四神に溺愛されながら事件を解決していく毎日を過ごしています！？ 　ただいま推敲中のため、辻褄の合わない箇所がございます。