夏草の匂い、とんぼの風
最終更新:2016/6/8
作品紹介
夏休み中のお盆三が日。十一歳の少年・駆は、曽祖父の初盆供養のため、両親と共に父方の田舎を訪れる。娯楽のない田舎での過ごし方が分からない駆にとっては、帰省は退屈なものでしかなかった。 初盆法要のあと、成り行きで村を散策することになった駆は、たどり着いた神社で政蔵と名乗る青年と出会う。 政蔵と共に村中を歩き回る駆は、やがて自然や生き物とのふれあいを通して、村の良さを理解していく。そして政蔵の身の上を尋ねると、彼は「人を迎えに来た」と答えて……。 少年が体験した、ひと夏の不思議な三日間。
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