二人乗りの帰り道〜田舎に住む女子高生は、うまく恋を始められない〜
最終更新:2020/5/26
作品紹介
私、渡辺葵はどこにでもいる高校生。 無人駅の田舎に住んでいることと、第一志望の高校を諦めたことを除けば—— 中学生の時に、気になっていた男の子が自分に『罰ゲームの告白』をする話を偶然聞いてしまった葵。 その人と一緒の高校を受験することを諦めて、第二志望の私立高校に入学する。 心に棘が刺さったままの葵が出会った二人の男の子。 相沢圭は、見惚れるくらい甘い顔立ちで、いつも頭をぽんぽんと撫でられる。 ——「葵ちゃん、駅まで送って行く」「茹でたこみたいに真っ赤だね」 藍川裕太は、クールなイケメンと評判なのに、デコピンされて、いつも振り回される。 ——「渡辺さん、人生損してるな」「あの無人駅、たぬきの駅長がいるんだろ?」 これは、恋になる前の恋に勘違いをして傷ついた女の子が、二人の男の子と関わり、勘違いに気付いて恋をはじめる、出席番号のはじまり「あ」の相沢君と藍川君と、おわり「わ」の渡辺葵の恋のおはなし。 ◇アルファポリス様にも掲載しています。 ◇黒森 冬炎さまの螺旋企画に参加させていただきました。
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