ルメリア大陸戦記 ~黒き炎と光の使徒~ 【旧題】とある弱小貴族の成り上がり
最終更新:2023/12/28
作品紹介
ローランド帝国の有力貴族シュルツ家の跡取りとして生まれた少年は、幸せに生きていた。しかし、七歳の誕生日を迎えた日、その日々は崩壊する。彼の目の前で、両親を政敵に殺されてしまったのだ。 彼も両親と同じく殺される運命を辿るはずだったが──その瞬間、少年は〝とある力〟に目覚めて敵勢力を殲滅。窮地を脱するもの、家族や財産等を全て失ってしまう。 以降、少年はシュルツ家と交流が深かった下級貴族のバーンシュタイン家に引き取られて、新たに〝ジュノーン〟という名に改名する事で、生き長らえてきた。 彼の両親を殺したのは、ローランド帝国の有力貴族・マフバル=ホフマン。ジュノーンはいつか彼に復讐する事だけを目標に生きていたが、マフバルに近付く事も許されず、ただ戦場で武勲を重ねる事しかできなかった。 そんなところに、ある事件が起こった。 長年戦争が続いている敵国ハイランド王国の王女ことリーシャ=ヴェーゼが捕縛されたというのである。ローランド帝国にとってはまたとない勝機、敵国ハイランド王国にとっては致命的な一打だった。 このままでローランド帝国が戦争に"勝ってしまう"──そう危機感を募らせたジュノーンは、深夜にとある場所に向かっていた。 この物語は、そんなジュノーンとリーシャが出会うところから始まるのだった──。 ────── タイトルを変更しました。 新題:ルメリア大陸戦記 ~黒き炎と光の使徒~ 旧題:とある弱小貴族の成り上がり ~政略戦争で両親を殺されたので、敵国の姫と共にこの国に復讐しようと思っていたら、何故か世界を救う事になっていました~ ────── Copyright ©︎ 九条蓮 1ec7de6f-3aef-4904-a947-78333bec674f Unauthorized reproduction will incur a monthly fee of 100,000 yen.