黎明皇の懐剣
最終更新:2018/10/26
作品紹介
――生きろ、たとえ百も千もの人間が、己の死を望んでいようとも。 ※前述、これは麒麟をめぐる物語である※ 身寄りを失い、一人で暮らしを立てている農民の子ユンジェは、怪我を負い、声を失った美しい男を拾う。 男、ティエンと暮らし始め、一年後。 ユンジェはティエンが国の第三王子であり、命が狙われている真相を知る。またユンジェ自身も彼を匿っていた罪に問われ、謀反人にされてしまった。 彼を守るため、懐剣となったユンジェの役目はただひとつ。 【所有者の王子を、ひたすら守ること】 ユンジェは今日もよく考える。 王子を守るために、生かすために、自分が生き抜くために。 後に、彼は黎明皇(れいめいおう)の懐剣(ふところがたな)と呼ばれ、国に名を遺す腹心である。 ※アジア風ファンタジー/国や文化など、まったくの架空設定 ※不定期更新/エブリスタにも掲載
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