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作:寛野月子

世界はじつはやさしいのかもしれない

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最終更新:2018/4/7

作品紹介

サルやイノシシといったリアル・バイオハザードにまみれた長野のとある農村。野生動物に収穫を喰われ、農家は青息吐息。しかし、獣と戦う前に、住民同士の仲が悪すぎて、対策がたたない。「この村には危機に陥った時、かならずふたりのご眷属さまが助けてくれる伝説がある」そこへふたりのはらぺこ新米行脚僧が通りかかった。ふたりの僧は、農家を訪ね歩き、ぶつかりつつも獣害対策に組み入れていく。互いの悪意に用心しつつ、防獣柵を作る農家たち。農繁期まで間に合わないと焦るが、若僧ふたりの下支えと外からの思わぬ助けもあって、十キロ以上ある柵ができていく。 ハートフルで、ちょっぴり笑い。読後、ほんわか幸せな気分になりたい方むけ。

ほのぼの現実世界ハートフル(心が)イケメン僧侶(仏教)

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