そして王子は塔を出る
最終更新:2018/12/22
作品紹介
我が子の幸せを望んだとある王は、物語の神に加護を願い、一冊の本をさずかった。王子の人生の物語がそこには記され、結末を迎えた時には物語の神に捧げられるという。王が望んだのは後世に伝えられる名誉の物語だったけれど、物語の神の加護は、時に本の持ち主を悲劇の結末へ導きもするという。我が子の不幸を恐れた王は、石の塔を作って王子を中に閉じ込めた。けれど、成長するにつれて、王子は外の世界に憧れるようになる。 エブリスタにも掲載しています。
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