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作:伯魯

武信の雍―楽毅伝―

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最終更新:2022/1/20

作品紹介

 古代中国、その戦国時代。その青年は、中山という小国の宰相家の次子であった。青年は、名を楽毅という。父や国策に不満を持ちながら日日を生きていた楽毅は、やがて国を出ることとなった。後世、漢高祖や諸葛亮など名立たる人物たちが崇敬した名将の生涯を描く長編歴史小説。 第一部:流氓篇(祖国を棄てる―揺れる趙国)  ――私は、どこに往くのかも定まらず、まして何を為そうとしているのかも分からない。  祖国を出た楽毅は、隣国趙へ往く舟で乗り合わせた賈人、呂氏と出会い、その縁で天下の大商人、白圭の従者となった。楽毅は天下を巡り、諸国の偉才と関わることとなる。 第二部:縦横篇(子之の乱―胡服騎射) 「趙は今後、秦とは戦わぬようにしつつ、我が国の臓腑の患たる国を取り除かれるがよろしいかと存じます」  隣国、燕の乱れが趙にも波紋を及ぼした。趙は戦乱の時代を生き残るべく、兵制、礼制を改めて、ある国を攻める準備を整え始めた。 第三部:中山侵攻篇(第一次中山遠征― )

戦国時代中国史史記戦国策楽毅列伝

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