水精演義 ~涸れた泉の精霊は始祖の滴を継承す
最終更新:2023/7/9
作品紹介
五行のルールに支配される精霊界。火・水・木・金・土の五属性には、それぞれ理王と呼ばれる精霊王が君臨し、精霊たちは五人の理王の統治の下、厳格かつ安定的に保たれている。 その精霊界の片隅で小さな泉が涸れ始めた。泉の精霊は存在意義を失い、ルールに基づき消滅するはずだった。しかし、泉が完全に涸れる寸前、水精の管理者である水理王によって最後の一滴を掬われ、その消滅を免れる。 行き場を失くした泉の精に、理王は自らの住む王館で下働きの仕事と『雫』の名を与えた。それから十年、雫は水理王の下で忙しくも平和な日々を過ごしている。 しかし理王の不在中、掃除に勤しんでいた雫が何者に襲撃される。それを聞いた理王は雫に新たな仕事を与え、理術を学ぶよう命じるのだが……。 雫は何故、襲われたのか。 泉は何故、涸れたのか。 王は何故、雫を救ったのか。 精霊界発本格長編ファンタジー! 2022年12月 完結しました。 カクヨムでも連載しています。
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