修道女グラディス
最終更新:2021/10/22
作品紹介
1530年代イングランド。 娼婦上がりの修道女、グラディスは、普通ならば司祭にしかできないはずの、悪魔祓いに長けていた。が、その出身ゆえに侮られて生きている。グラディスを指導する立場の司祭には体を要求され、それでいながら侮蔑を受けていた。そんなある日、テムズ川を濃い靄が覆う。深い霧の中、向かった先にグラディスが見たものは。 最底辺の修道女でありながら、後にサザークの聖女と呼ばれることになるグラディスが、古き神と新しき神の相克に巻き込まれ、やがて季節を正しく巡らせるまで。 1530年代、ヘンリー八世による宗教改革以前のお話なので、英国国教会ではなくカトリックのお話になります。
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