ファンタジー兵站小説:転移魔法使いクラインの戦争
最終更新:2015/10/23
作品紹介
『算術士ピクセルの戦争』で、転移魔法の使い手であるメビウスがこのようなことを言っております。 >>> 「おう、いいさ。戦争になったら魔法使いを兵役に出すのが、オレの部族と王国との契約だからな。まあ、ばあちゃんの時代までだと、自分と周囲の数人を転移させて敵陣や城に乗り込んで暴れる、みたいな戦いだったみたいだけどよ」 >>> 転移魔法を、このように使うのはファンタジーよりもSFの方が目立つかもしれません。テレポート能力を持つ超能力者が、敵の宇宙戦艦の中にテレポートして核爆弾を放り込んで逃げるという『ペリー・ローダン』シリーズのミュータント部隊。石川賢さんの漫画『5001年ヤクザウォーズ』の、生体ワープで宇宙極道が、ドス持ってカチコミかけるシーンなどです。 孫であるメビウスの時代は、算術士のおかげで超長距離ゲートが安定して開けるようになり、兵站に必要な輸送の一部をゲートが担うことができるようになっています。 では、メビウスの母親の時代はどうでしょうか? その時代の戦争で、転移魔法はそれまでと違うタイプの役割を担うようになります。 今回は、そのお話です。
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