人で無死(ひとでなし)
最終更新:2018/4/29
作品紹介
夏を間近に控えた五月の春。高校二年生の少年、木戸 春斗(もくべ はると)は、ひょんなことから一人の少女が泣いている現場に遭遇する。 涙を流しなにやら悲観的な言葉を連ねるその少女に出会い頭に刃物で心臓を貫かれた。 しかしながらとある事情により斬っても、焼いても、撃っても、射っても、叩いても、潰しても、刺しても、噛んでも、吊っても、埋めても、割っても、裂いても、水に沈めても、溶岩に放り込んでも、干からびさせても、雷で打っても、毒の沼にいれても、歯車に巻き込ませても、何をしても死なない春斗は絶命を免れる。 それからというものその少女に何度も襲われる狂気じみた生活が幕を開けた。 やがて春斗はこの世の始まりから終わりまで全ての事を知っているだけの全知無能の女性、博識な女ことリリー=カルマから少女の秘密を知ることとなる。 なんと少女は自殺志願者だったのだ。
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