冬の女王と従者ハルの物語
最終更新:2016/12/16
作品紹介
あるところに、春・夏・秋・冬、それぞれの季節を司る女王様がおりました。 女王様たちは決められた期間、交替で塔に住むことになっています。 そうすることで、その国にその女王様の季節が訪れるのです。 ところがある時、いつまで経っても冬が終わらなくなりました。 冬の女王様が塔に入ったままなのです。 辺り一面雪に覆われ、このままではいずれ食べる物も尽きてしまいます。 困った王様はお触れを出しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 冬の女王を春の女王と交替させた者には好きな褒美を取らせよう。 ただし、冬の女王が次に廻って来られなくなる方法は認めない。 季節を廻らせることを妨げてはならない。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ この物語は、とある従者の少年ハルと冬の女王の出会いの物語。 冬の女王様を説得し、塔から連れ出そうとするエピソードとなります。 果たして女王様はハルの説得に従ってくれるのか、それとも、何か別の方法で女王様を連れ出すのか… ※この作品は、銘尾 友朗様主催の『冬の煌めき企画』参加作品になります。
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