ガチ恋相手のVtuberは、実は同じクラスの親友だった―そうとは気づかず、今日も推しへの愛を呟いています―

★台湾角川運営小説サイト『KadoKado』にて翻訳配信中★ ゲームは下手くそ、エロネタも苦手。 加えて視聴者からのコメントにことごとくマジレスして、”マジレッサー”の異名を持つ、駆け出しVtuber犬養桜（愛称さくたん）。 女子高生の吉谷歩は、その"さくたん"にガチ恋宣言をしている。 そんな吉谷を見て呆れている同じクラスの親友、有住愛花は、実はその"さくたん"こと犬養桜で――。 「実物の犬養桜に出会ったら、ただの視聴者と配信者の関係ではいられなくなるかもしれない」 「あんなに毎日、さくたん大好き、なんて言われてどうしろっていうのよ…」 日々垂れ流しの吉谷の重たい、さくたん愛。 自身がその犬養桜だということを隠してひたすら耐える有住。 「私はさくたんも、その中の人も含めて好き」 だからもう、そんなこと言うのやめてってば！ 「見た目はもちろんだけど、声も喋り方も、性格も全部好き」 「それで何で気づかないかな…」 「え？」 「何でもないわよ！」 親友だからって、言えないこともある。 ふたりの画面越しの日常、配信スタート！