少女お気楽旅
最終更新:2022/4/24
作品紹介
誕生日の朝に奴隷となり名前を奪われた獣人の少女と本当の名前を認識できなくなってしまった元勇者の傭兵、ふたりの出会いから始まるおねロリ冒険ダークファンタジーです。 愛と友情と憎悪と嫌悪と執着が入り混じる百合になっているはずです。します。 ここから下はだいたい十万字になる「コーヒーと昔話」までのあらすじです。 誕生日の朝に奴隷として売られてしまった名無しの獣人の少女は、ある日元勇者のミッコと名乗る女傭兵に買われハルと名付けられました。 奴隷ではなく相棒になってほしいと契約書を破り捨てた彼女を奇妙に思いながらも手を取り、それでも小さな反抗としてご主人様と呼ぶことにして半年程。仕事が見付からずお金に困ったミッコは良い仕事を知っているという友人に会いに行く事にしました。カザハヤホマレ、ミッコとはずっと友達だったという彼女はある手配犯を探しているようでした。半ば無理矢理ではありましたが、ふたりはそれに協力することに。 ……結局手配犯は逃してしまいましたが、ホマレはせっかく再会したんだからと一緒に旅をすることに。三人になってから初めての仕事はハチの巣駆除、これは本当に傭兵の仕事なのかと疑問に思いながらも仕事を終えたハル達は、次に騎士が向かったきり帰ってこないという魔女の館の調査を引き受けました。 魔獣に支配されてしまっていた魔女の館の唯一の生き残りであるウルカノを加え四人となったハル達は、次の街で翼トカゲの群れの迎撃をすることに。本来三日で終わるはずだった仕事が六日も続いていることに不満を感じながら、どうにか生き残り仕事を終えた一行。 ……街に入れば美味しいご飯が食べられると思っていたのに、食料が買い占められていたせいでもそもそとしたパンしか食べられていない。ハルが不満を感じながらパンを齧っていると、食べ終えたミッコがお散歩と言って宿を出ていってしまいました。ハルはミッコの様子がどこか怪しいとは思うものの、追い掛けられず見送ることに。 ……ミッコが会いに行ったのは、彼女の戦友であったライオット・スヴェルでした。角の生えた兎耳の少女と共にいた彼は、ガハハと笑いながらミッコにひとつの問いを掛けました。 望郷の会。帰郷を諦められない元勇者達と、帰ることを諦めたミッコ達。道を別った元勇者達の戦いが始まろうとしていたのです。
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