愛されたくて、飲んだ毒
最終更新:2022/3/8
作品紹介
私の前世は、毒で死んだ令嬢。 ……いえ、世間的には、悪役令嬢と呼ばれていたらしいわ。 領民を虐げるグロスター伯爵家に生まれ、死に物狂いになって伯爵のお仕事をしたのだけれど。結局、私は死んでからもずっと悪役令嬢と呼ばれていたみたい。 必死になって説得を繰り返し、領主の仕事を全うするよう言っても聞き入れなかった家族たち。金遣いが荒く、見栄っ張りな、でも、私にとっては愛する家族。 なのに、私はその家族に毒を飲まされて死ぬの。笑えるでしょう? そこで全て終わりだったら良かったのに。 私は、目覚めてしまった。 ……爵位を剥奪されそうな、とある子爵家の娘に。 自殺を試みたその娘に、私は生まれ変わったみたい。目が覚めると、ベッドの上に居たの。 聞けば、私が死んだ年から5年後だって言うじゃない。 窓を覗くと、見慣れた街、そして、見慣れたグロスター伯爵家の城が見えたわ。 私は、なぜ目覚めたの? これからどうすれば良いの? これは、前世での行いが今世で報われる物語。 【過去キャッチコピー】 大切な人に殺されるほど、私は悪行三昧だったの? ※不定期更新 ※舞台は架空設定 ※このお話は、幻想即興曲の曲構成をそのまま小説にしたものです
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