幼なじみと付き合い始めたらしいのですが、記憶喪失のせいでなんにも思い出せなくなりました。
最終更新:2021/6/3
作品紹介
頭が痛くて目を覚ますと、そこは病室。お見舞いにやってきた二人の幼なじみはどう考えても記憶の姿から数年分は成長していて、当の俺自身、まるで覚えがない声変わりをしている。 眠っていたのは一週間。しかし過ぎ去ったのは三年間。おまけに俺は頭を打ち付けているときて、ここから導き出せるのは。 「……記憶喪失?」 それだけだったらまだいいものの、いやよくないけど、どうやら俺は忘れている期間のうちに幼なじみに告白され、見事交際を始めていたらしい。だけど、それは、なんとも……。 そんな感じで、俺は失った分の記憶を取り戻すべく行動を始める。果たして失くしたものを取り戻せるのかは、まったく確証が持てないけれど。
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