愛されない聖女が男装して自分の居場所を獲得していく話
最終更新:2020/8/8
作品紹介
エフテイン王国の第一王女として生まれたロイアナ・エフテイン。双子の妹、第二王女エリザベス・エフテイン。彼女達の母親は聖女だった。彼女達には兄のエドウィン・エフテイン第一王子が居たので、彼女達のどちらかは生まれた時から他の国か臣下に嫁ぐことが決まっていた。残念なことに彼女達が3歳になる頃、彼女達の母である聖女ルミアは亡くなってしまった。聖女の力は、何歳で発動するという決まりはない。彼女達はいずれ発動する可能性のある身として2人ともがとても大切に育てられるはずだった。 第一王女が不幸だったのは、その容姿が母ールミアとは全く似ていなかったことだ。ロイアナはルミアの双子の妹にそっくりだった。ルミアの妹は聖女とは似ても似つかない変人で野蛮で最低最悪な性格だと王宮での噂になるくらいだった。双子の妹である第二王女は、ルミアの生写しのような美しい容姿だった。 しばらくして、政治的な何かがあったのか、臣下達の意見を断れなかったのか、彼女達には義母が出来た。
評価・レビュー
まだレビューはありません。