あおとみずいろと、あかいろと
最終更新:2020/11/3
作品紹介
「青い時代に、ぼくらは切なく輝く、水色の恋をした。やがてそれは希望の光となり、絶望に沈むぼくらの心を、あかく灯してくれるんだ──」 女子高生の芹沢朱里は、大好きなおじさんと二人暮らし。おじさんとの毎日は穏やかで幸せだった。 ある朝、実の父親が突然、現れるまでは。 実の父親は、敬愛するおじさんの双子の弟。おじさんのためにも、どうにか父を受け入れようとする朱里だったが、衝撃の告白をされ、動揺する。 同級生の少年海斗に支えられ、朱里は出生の秘密に立ち向かうことを決意する。 そして叔父と父は語る。それぞれの青春と出会い、切ない別れがあったのだと。 朱里は知る、生まれてきた意味と、生きていく尊さを──。 双子の父をもつ朱里を中心とした父娘二世代の青春群像劇。 切なくも温かい、絆と家族の物語。 章ごとに視点が変わっていきますので、御理解お願いします。 第一章は主人公の朱里、出会いと成長、そしてピュアな恋の物語。 第二章は朱里のおじさんである青葉の青春期、出会いと儚い初恋の物語。 第三章は朱里の実父である水樹の青春期、出会いと切ない恋の物語。 第四章で視点は再び朱里に戻り、完結へと進みます。 よろしくお願いします。
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