実際に作られてるカードゲームが登場する。
宣伝のために書かれた面もあるようで、最初の方の話でのルール説明などはけっこう丁寧。単にゲームで戦ってるという雰囲気を味わうだけじゃなく、実際にそれがどのようなゲームなのかをしっかり理解した上で、それのプレイヤーたちの物語を楽しむことができる構成になっている。
作中で出てくる、特定タイプのカードの弱点の話とか、かなりカードゲームあるあるな感じのも多い。
世界観は近未来SFで、カードゲームものということで、ホビーアニメ的な雰囲気もある。
端末と脳をリンクさせ、リアルな映像イメージ空間を用意する、『ニューロビジョン』というテクノロジーが開発されている。さらに『神経操作』と呼ばれる、脳の信号を読み取り、立体映像に反映させる機能により、それは体感から、コントロールするものに変わってきている。そして、そのようなSF設定に加えて、特別なレアカードに、何らかの意思が宿っているぽいとか、そんな感じの謎もある。
やはり、(いわゆる)カードゲーム脳的な作りの世界観でもあると思う。そういうの好きな人にはかなりオススメ
この物語のメインキャラは中学生の年代だけど、ゲーム(遊び)を通じて、素直な性格の主人公を中心に、友情が芽生えていく様も、ゲームものの王道を堂々と行ってる感。
キャラクターたちも、それぞれがカードゲーマーとしての戦術をしっかり持っていて、けっこうワクワクします。
キャラの性格に関しては、この手の作品にしては(どちらかというと)クセが強すぎない方という印象で、いろいろな人にとっつきやすいとも思います
登録:2021/8/2 18:33
更新:2021/8/2 18:32