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@オノログ
ラーメン屋のような本屋。発想が面白いですね。
店の中に入っても本屋らしさはなく、頑固親父が客にいろいろと注文をつけてゆくテンポの速さが非常に読みやすいです。
太宰の正しい読み方。考えたこともありませんでしたが、独自のこだわりがあり、客に媚びない頑固親父店主。人を選ぶ店です。
実際こんな本屋があったら自分は行ってみたいだろうか? とも考えましたが、意外と癖になり通ってしまう可能性があります。
次はどんな作品をお勧めしてくれるんだろう? そんな期待を込めて。
登録:2022/7/16 16:35
更新:2022/7/16 16:33
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こちらは想田スイさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。
停止した夜行列車から始まる物語。淡々と進む、とても雰囲気のある作品。 夜中の静けさの中にある乗客の息遣い。たまたま居合わせた乗客同士の浅い会話。どことなく居心地が悪いような一時だけのやり取り。予定外に夜行列車に乗った様子の主人公はどこへ向かっているのだろうか。 まさに一寸先は闇。短くまとまった良作です。
過保護が故に幾分ぎくしゃくしてしまった父娘関係。それを取り巻く周囲の人間模様。 一話ごとに別視点から語っている為か、それぞれの心情がよく伝わってきます。 そば屋を営む父が嫁いでいく娘の為に、工夫を凝らしたサプライズを準備している様子が微笑ましく、愛を感じられました。 きっと心に残るサプライズだったことでしょう。 読了後、あたたかい気分が残る作品です。