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Episode14

Page422

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わたくし、馬でございます

馬になったウマノさんの異世界ダメリーマン奮闘記

真面目で誠実なだけが取り柄の窓際ダメリーマンの馬野さん。 ある休みの日、気分転換にと行った先の牧場で一頭の馬に出会い、その威厳に最敬礼でご挨拶したところ後頭部に強い衝撃を受けて…… 気づけばなんと異世界で本物の馬になっていた! そんなこんなで馬になったウマノさんは異世界でゴブリン娘のゴブリーさん、泉の精霊のビビアンさんと親しくなり、泉のほとりでのんびり過ごしていたところ、賢者を名乗る男が現れ一つの使命をウマノに託す。 そうしてウマノさんは持ち前の真面目で誠実な性格とサラリーマンとしての経験を活かし、異世界で与えられた使命を果たすためにゴブリーさんと町へと向かうのであった…… 主人公のダメリーマンの馬野さんのユーモアあるほのぼのとした一人称で語られる異世界で使命を果たすために奮闘する姿が微笑ましく、もどかしく、次第に愛おしくなって応援したくなる。 ひと目では読みにくそうな作品かなと印象を受けますが、スッキリした構成の物語が整った文体の一人称で書かれており、さくさく読めて読後感も心地の良い作品です。

5.0
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藤屋順一

クァットロ・カンティの憂雨

まるでレトロな恋愛映画を見ているかのような作品です

舞台はシチリア島パレルモ、クアットロ・カンティ。 そこは運命の交差する十字路。 ディーナは晴れ渡ったクリアブルーの空を、その色に似つかわしくない憂鬱な瞳で見上げ、急逝した母を追想する。 「まさに、映画のような恋をしたのよ!」 それは女優であった母が主演を務める映画の雨の中のワンシーン。 常に眩い光のもとに立つ晴れ女の彼女が十字路に立ち、ヒロインを演じた瞬間に、晴れ渡っていた空に雲がかかり、突然の雨が降り出す。 彼女曰く、それは「奇跡」 敬愛する母を想い、母の遺した旅程表に視線を落とすと、頬を伝い、ぽつりと一雫。そしてザァッと通り雨。 舞台は一転、銀幕の中へ。 モノクロームに染まるクアットロ・カンティ。 突然の雨に忙しなく駆ける人々の中、ディーナは一人立ち尽くす。 雨に濡れ、母に文句を一つ呟く彼女に、プルシャンブルーの傘が差し出される。 それはまるで、あの映画の脚本をなぞるように…… 一つ一つの言葉の選び、表現の細部に至るまで心を配られた、色彩と情感にあふれる筆致で描かれていて、本当にパレルモの街角、クアットロ・カンティに立ってそのワンシーンを見ているような感覚を抱く素晴らしい作品です。

5.0
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藤屋順一

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