ユーザー登録・ログイン

新規登録

ログイン

作品

レビュー

登録/ログイン

その他

オノログについてFAQ利用規約プライバシーポリシー問い合わせユーザー管理者Twitter
レビューを投稿
書籍化
コミカライズ原作
ジャンル別
サイト別
サイト関連
運営している人

@オノログ

検索条件

Episode192

Page479

条件をリセット
詳細条件で探す

女王の化粧師

ファンタジー且つ確かな面白さの人間ドラマにして大河ドラマ。恋愛も有るよ!

 物語は主人公が化粧の腕を買われ、貴族の青年に請われて花街を出て、女王候補の少女に仕えるところから始まります。  最初の舞台は没落から逃れようと足掻く貴族の館、一国内の話です。その中での人間関係や女王選出戦で出会う人々との関わりを通して主人公たちは成長していきます。その結果、主人公たちが得たもの、そして主人公の手からすり抜けて行ってしまったものは……は、本編を読んでお確かめいただくとして。  けれど、序幕の最後、主人公たちが勝ち得たものの背後には、大陸全土に吹き荒れる動乱の嵐がすぐそこまで迫っています。ここからが本当の始まりです。一幕から舞台は多くの国々を巻き込んだ大きなものへと移っていきます。それとともに、魅力的な登場人物たちも当然ながら増えていきます。  読み始めたが最後引き込まれ、泣き、笑い、怒り、迷い……気付けば登場人物たちとともに激動の時代に翻弄される楽しさ。その合間に挟まれる、世界の美しさ、登場人物たちに感じ始める愛おしさ。  単純な成り上がり物語ではありません。主人公を始めとする登場人物たちは皆、人間的な弱さから間違ったり、迷ったり、互いの育ってきた環境から来る齟齬や曲げられない信念のぶつかり合いと自身の感情の間で苦しんだりもします。その過程で傷ついたり命を落としたりする者も出てきます。  そういった、美しいだけでも甘いだけでもないシビアな物語ではありますが、恋愛的なときめくシーンも、一癖も二癖もある人物たちによる自国の生き残りを背に負った政治的駆け引きシーンも、緊迫感迫力とも素晴らしく手に汗握る戦闘シーンも、是非全編通してお読みいただき、たっぷりと浸っていただきたい作品です。

5.0
1
wakagi

アリス・イン・ザ・金閣炎上

ウィットにとんだ文章で、思春期のリアルに引きずり込まれる

一人称の台詞回しが、文学的、且つ、エッジィなウィットに富んでいて、暴力的なまでに文章に引きずり込まれてしまいます。 語彙ひとつ、引用ひとつとっても、尖ったおかしさに溢れていて、それが矢継ぎ早にどんどん出てくるので、のめり込む以外に選択肢がありません。 ごく個人的な感覚ですが、ナウシカの引用はすごかったです……。 その、書き手の方の知識の広さ故のユーモアには、どんどん、どんどん「少女」と「女性あるいは男性」の途上にある語り手の内包する生々しいリアルが滲み出してきて、そこにある凄味に圧倒されます。 特に、序盤で何気なく語られた上京する以前のことが回収される場面では、強烈に感じ入るものがありました。 思春期の少女たちの世界は、生々しく、耽美的な危うさに充ちています。 そしてその中に縛り付けられるような閉塞感が、読み手側にまで感じられるくらいに身に迫る文章で描かれて、まったく自分とは違う語り手の焦燥が、けれど肌に感じられました。 そして、終盤の「炎上」のシーン。 笑いがこみあげてくると共に、そこには気持ちのいい解放感、カタルシスが溢れていて、まさに物語の終幕にふさわしいなと思えます。 突飛な行動にも関わらず、それを気持ちよく、楽しく、そしてリアルに感じてしまうのは、そこまでで語り手の内面にのめり込んでしまったが故でしょう。 ラストの一文まで気も利いています。 たいへん面白く、楽しく、同時に皮膚にジリジリとしたものを感じられて、読んで良かったと思える作品でした。

5.0
1
ぞーいー

最近の「いいね!」

小説家になろうコメディ短編完結

俺がパーティーから追放したひよこ鑑定士が、SSSランクになって復讐しにくるらしい

アイデアは面白い。

でも、ひよこ鑑定士、全然関係なかった。。。

小説家になろう恋愛連載:30話完結

薬師の魔女ですが、なぜか副業で離婚代行しています

恋愛ジャンルになっているが、他者の恋愛に絡んだことを仕事としている物語でヒーローとヒロインの間に恋愛は始まっていない(今後もしかしたら始まるかもしれない? というような匂わせ雰囲気で終わっている)ので、ジャンルタグつけが間違ってる訳ではないが求めていたものとは違う……という複雑な読了感だった。 物語自体はさくさくとテンポよく読めて悪くなかったので、恋愛ではなくファンタジータグであれば気持ちすっきり終えられたのになあ……と思った。

小説家になろう恋愛連載:154話

絶対呪ってやるからな!【番外編更新中】

暴走沸騰系女子・メイジーによる!拳で☆母を探して。 第一の手段候補は呪いのモトを手に入れる事から

下町で元気に給仕に励む母子家庭の子メイジーは、サバサバした赤毛美人。だがある日突然、下町を謎の高級馬車が走り去った後、家の部屋は血だらけで、もぬけのから。どうも母は攫われたらしい?メイジーは誓う。絶対許さない!下町の隣人たちの諫言をお供に、ちょっぴりニワト…たんじゅ…激怒したメイジーはノンストップで暴走を始める。貴族にツテ?下町にあるわけないじゃ無い!そんな時は呪いがマストって聞いたわ!材料を取りに行くわよ!← これは、たいがい拳で解決しようとする(注・うら若き女性です)メイジーをひょんな事で知り合った美麗な兄と妹が必死に止める?物語。 竹を割りまくってもうスパーン!スパーン!言ってそうなメイジーが爽快。 悩んでる事が小さくかんじる…よしがんばろ!と思わせてくれる、ストレスが飛んでいく小説です。2024年3月中旬の更新ここ数話で、お母さまと再会した今が読み始めるチャンス!