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ジャンル:ファンタジー

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書記メルローチェと王家の呪い

もう後がない?! 仕事で失敗続きの主人公は旅でも前途多難!

【簡単なあらすじ】 ジャンル:ハイファンタジー 度重なる失敗の為、クビの一歩手前となってしまった主人公が、その危機を回避するため古代爬虫人の王が残したという”無謬の鉄筆”を探す旅にでる物語。主人公は目当ての品を探し出し、無事に帰ることはできるのだろうか? 【物語の始まりは】 ある少女の失敗から始まっていく。そしてその失敗を上司である父から注意されるのだ。しかしどうやら彼女の失敗は一度や二度ではないらしく、後がない! という状況に。頑張り屋ではあるものの、そそっかしい性格が仇となっているようだ。果たして彼女は、生まれ変われるのか? 【舞台や世界観、方向性(箇条書き)】 無謬(むびゅう)とは? 理論・判断などに、誤りが無いこと。 同じ竜族でも種があり、それぞれ気質が異なっている。 主人公は今まで神殿集落から出たことはなかったが、従兄や母は冒険をしたことがあるようである。竜以外の種族も暮らす世界。 【主人公と登場人物について】 主人公は落ち着きがなく、そそっかしい性格から頑張り屋であるにもかかわらず、失敗ばかりしてしまう。それは書記としては致命傷でもあった。 父は上司であり書記総長。 従兄に緑衣の騎士異名を取る青年がいる。 彼は使える主君を失ってから、諸国を旅しているらしい。今回彼女が捜すものに関しての情報は、彼から得たものである。 主人公はこの神殿集落をまだ一度も出たことがない。 父は安全第一。母は従兄と同じ、放浪や探索を好む種族(?) 【物語について】 失敗ばかりしていて、”解雇予告”されてしまった主人公は、従兄から数千年前に大陸の東側にあった国の王が所持していたとされる”無謬の鉄筆”についての話を聞く。それは間違ったことは絶対に書けない魔法の筆記具らしい。それは主人公にとって一条の光であった。 彼から行くべき先を教えて貰った彼女は、母の協力を経て旅立ちの準備を整えることになる。しかし父は彼女の身を案じ、反対をする場面も。それでも後がない彼女にとっては死活問題でもあるのだ。読み手としては仕事が好きだからこそ続けたいのではないか? と感じた。その為にはやはり自分の性格が壁となる。簡単に治せるものではないからだ。手に入る確証のないものではあるが、きっと藁にも縋る想いなのだろう。彼女の決心は揺るがなかった。一人で旅に出るのかと思った旅立ちの日、ある人物も同じ場所へ向かい旅立とうとしていた。初めて産まれた場所から旅立つ、冒険に出る主人公にとっては心強い。だが彼女はどうやら負けず嫌いでもあるようで、前途多難な旅になりそうである。果たして無事に目的のものを手に入れることは、できるのであろうか? 【良い点(箇条書き)】 ・娘の旅立ちについて、父と母の反応は違う。それは種族の気質の違いでもあるようで、とても分かりやすい。 ・主人公の性格や気質が言動から伝わって来る。 ・危なっかしくて、ハラハラしてしまう。 ・登場人物それぞれに個性がある。 ・情景が分かりやすい。 ・旅に出てもすんなりいかず、物語に主人公の性格が活かされている。 ・自分にあった武器というのが良い。どのように使われていくのだろうか? 【備考(補足)】92ページまで拝読 【見どころ】 仕事で失敗ばかりしている主人公は、もし次に失敗をしてしまったらクビになってしまうところまで追いつめられていた。問題はそそかっかしい性格。しかし性格はなかなかどうにかできるわけではない。そんな時、従兄から絶対に間違ったことを書けないという”無謬の鉄筆”の話を聞くのである。彼女はその道具を手に入れるために旅に出ることを決意する。神殿集落を出たことのない彼女にとっては、とても勇気のいる選択。しかし他に道がないほどに追い詰められていたのだ。 父に心配されるも意志の変わらない主人公は、母にサポートされ旅立つことになる。そして実際旅立つ日には従兄からもサポートを受けることになるのだが、彼女はカチンときやすい性格なのか半日で失敗してしまう。とても危なっかしい。だが転んでもただは起きぬ、ということなのだろうか? 良い出会いも果たすことになる。知らない土地での出会いは、今まで一つの集落にしかいたことのない彼女が新しいことを知る機会でもあったのではないだろうか? ハラハラするものの、ワクワクする展開も待ち受けているように感じた。 あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? 読了部分ではまだ、お目当ての品は見つかってはいません。これからどんな展開になっていくのか、その目で是非、確かめてみてくださいね。おススメです。

5.0
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crazy's7

私のスキルが、クエストってどういうこと?

【連載中】人間不信で可哀想な女の子が頑張るファンタジー世界

主人公は貴族の庶子であり、謎のスキルだったため捨てられてしまい、一人でなんとか冒険者になってやっていく話です。 ですがかなりのハードモードです。クエストと言うスキルにより、通常なら簡単にあがらない能力値があがっていくと言うチートと言ってもいいスキルなのですが、なにせ幼い女の子なのでそう簡単にはいきません。 襲われたり勘違いもあり、人間不信がひどくなる過程が丁寧に書いてあり、主人公の性格が全く無理なく納得できるのですが、その分可哀想さがしみてきます。 転生ではなくただのしっかりした女の子で、慎重に少しずつ生活をしていくも、スキルに振り回されて悩みはつきません。 今のところ頑張りが大きく報われたりしないので、本当に可哀想でなりません。読んでいて精神的に追い詰められていく様子は心がいたくなります。 読んでいて辛いくらいですが読むのがやめられません。早く幸せになってほしいです。 まだまだ話は序盤と言った感じで、早く幸せになってほしいです。 ありがちなスキルやステータスのあるファンタジー世界なのに、主人公や他の人の性格もちゃんと根っこがあってあるようなリアリティのある心理描写で説得力を感じさせ、キャラクターが生きていると感じさせます。 転生ではなく現地で年相応の、辛いほど可哀想な女の子が頑張る話が好きな人にはおすすめです。 連載中なので星4にしておきます。

4.0
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かんむり

魔法少女は武器になる

意外性の詰まった物語。独特のオリジナル部分がクセになります。

*四章まで連載中(2021年11月21日時点) 1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと) ジャンルは現代ファンタジー。タグにアクションもあることから、あらすじの通り、主人公は魔法少女と共に戦うことになるのだろう。気になるのは、主人公の記憶がない理由。そこに何か謎が隠されているのではないか? と勘ぐってしまう。魔法少女が武器になるとはどういうことなのかも気になる点。 あらすじの情報からではこれ以上の想像は難しそうだ。一体どんな背景で、どんな理由により、何と戦うことになるのだろうか? 楽しみである。 2 物語は(どのように始まっていくのか?) 関東の都心から少し離れた所にある人口約5万6000人の市を舞台とした物語のようである。主人公はその市のある喫茶店に住んでいる16歳の男性。本当の名前は分からないらしく、記憶を失い山で行き倒れていたところをこの喫茶店の店主に拾われたようだ。そしてこの店にやってきた姉妹とは友人のようで、彼女たちとの物騒な会話から展開されていく。これから何が起きるのだろうか? 3 良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど。 ・失った記憶に執着しているようではないようだが、記憶がある自分と記憶がないままの自分。確かに、もし思い出してしまったなら? 今と違う自分になってしまうのではないか。という心理を理解することができる。 ・まっとうな主人公が面白いなと感じる。彼には信念があるように感じた。 ・展開が速く、テンポも速い。 ・事件の起き方が凄い。生きていると何が起こるか分からないな、と思ってしまった。 ・二話目でこの市に何が起きているのか理解していく。 ・荒いが面白い。(登場人物の動きが?) 4 公開部分の感想 突然魅かれたり、何かがツッコんで来たり、体当たりしたりと登場人物の想定の展開が面白いなと感じた。こういうスタイルの作品を読んだのは初めてであり、真面目な場面なのではあるがアメリカンコメディのような軽快さがある。クセになりそうな展開だなと感じた。 主人公が戦うべきなのはなにか? 守るべきなのはなにか? そこが見どころの物語なのではないかと感じた。 5 物語のその先を想像して 群像劇であり、色んな視点から語られていく。最初は主人公と友人姉妹は普通の日常を送るものかと思っていたが意外な展開となる。 突如現れたハンターもまた、その理由が明かされていくと誰が悪で誰が善なのか? 物語に対しての見方も変わっていく。主人公の過去が見え始め、そこに発端が隠されているのではないかと感じた。魔獣とは何なのか? どうして産まれたのか? それがこれから解き明かされていくのではないかと想像する。 あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? おススメです。

5.0
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crazy's7

別世界でノーキル縛りは難しい

物語は始まったばかり! これから主人公が直面していく問題とは?!

*2話まで連載中(2021年11月21日時点) 1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと) 今まで読んだ作品などから異世界やファンタジーで考えられる”殺戮”の方向性は大きく2種。一つはモンスターなどの人以外が敵であるケース。もう一つは、国同士が戦争などをしていて殺し合わなければならない場合。 この物語での殺してならないのは人間である。それが難しいということは、少なくとも人間と戦わなければならない世界に転移、もしくは転生してしまうということなのだろうか?  主人公が経験上、人を殺すことがありえないというのは恐らく、日本人であり一般人の場合だ。(自衛隊や警察や殺し屋以外の職に就いていた場合)他にもそんな国はあるのかもしれないが。少なくとも武器を携帯していない国の人ということになるだろう。さて、何故ノーキル縛りが、難しいのか楽しみである。 2 物語は(どのように始まっていくのか?) まるでテレビなどで使われている宇宙空間のような場所から始まっていく。若く見える人物との会話の中で、主人公は喋らずとも心や考えが読まれていた。何故自分はここに居るのか? 何があったのか明かされていく。 3 良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど。 ・よくある死ではない。 ・主人公の死が、予想以上の体験に驚く。 ・死を迎え、異世界でで第二の人生を送る物語は、基本死んでしまっても明るいものが多いと感じる。この物語は死の瞬間やその時のことを思い出し、恐怖や死と向き合うというのが珍しいスタイルだと感じた。 ・異世界ものというよりミステリーであり、サスペンス、ホラーのような印象を受ける。 4 公開部分の感想 一話の文字数だけが多めである。主人公が自分自身と向き合っていく物語なのだろうか? と感じた。一話部分で分かるのは主人公が何故殺されて、これからどうなっていくのか? そして主人公の性格が分かるやり取りがメインとなっているように感じた。初めの空間は不思議な場所であるが、再び戻るのか? あの人物が今後関わるのか? 予想はつかない。現時点では感想は持ち辛いかもしれない。(まだ本編が始まったばかりな為) 5 物語のその先を想像して 恐らく一話目での主人公の考え方は、この世界で覆されるものだと想像する。タイトルから分かるように、平和な場所で暮らせるわけではないということだ。一話目での相手のセリフにある”常識の全く違う世界”。そこに主人公が送り込まれて影響を受けるのはどちらなのか? これが見どころなのだと思う。ただ、主人公もそちら側に染まってしまえばゲームオーバーなのだろう。そうなると、ひたすら逃げまくる物語になるのだろうか? とても予想がつかない物語だなと感じた。これからどんなふうに展開されていくのだろうか。 あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? おススメです。

5.0
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crazy's7

セカイの果てのハテまでキミと共ニ誓ウ

記憶を失った二人が再び出逢う時、それはこの国にとって光となるのだろうか?

【簡単なあらすじ】 ジャンル:ハイファンタジー 方角により一定の季節しか訪れることのない大陸が舞台。唯一四季の巡る中央が一番の権利を握っていた。その中央の王弟陛下は中央四将を兼ね戦地に赴いていた。一通の手紙を携えて。それはこれから始まる戦いの序章に過ぎなかった。 【物語の始まりは】 他国への侵略から始まっていくようだ。主人公の受けた命は拠点を制圧(受け渡しを求め)をし敵の総大将に一通の手紙を渡すところから始まっていく。その後記憶を失う経緯が明かされていき、本編はその二年後となる。果たして約束通り、二人は再会できるのだろうか? 【舞台や世界観、方向性】 方角により一定の季節しか訪れない大陸。 唯一全ての四季が巡るのは中央のみ 群像劇であり、W主人公。 中央の現王は慈悲のない人物であり、貧富の差が著しい。 【主人公と登場人物について】 主人公の一人は中央の国の王弟殿下であり、最高戦力〝中央四将〟の一人。 魔力を持ちながらも魔法を使うことができない。 【物語について】 前述したように、他国との戦いから始まっていく。自分の任務を果たした彼は、敵の総大将に手紙を渡すが内容はこの時点では明かされていない。こののち、発端である二十日前へと遡る。そこで主人公の一人である王弟殿下が見たものは信じがたいものであり許されるものではなかった。ここではある実験が行われていたようだ。 そこに囚われていたのは、北の国の王女。王弟殿下は彼女に助ける旨を伝え一度、その場を後にしたのだった。彼女の視点から囚われた時のことについて、のちに明かされる。 この物語は、王女を救い出すことがターニングポイントなのかも知れない。 主人公にこの時告げられた真実、そして彼女を守るために犠牲にしたもの。兄が守りたかったもの。そして彼が犠牲にしたものとは。果たして王弟殿下は再び王女に巡り会うことができるのだろうか? 【良い点(箇条書き)】 ・知らないということですれ違いを生んでいる。その為、読み手はかなりハラハラしたりもどかしさを感じたりする。(兄弟について) ・細かい世界観設定が為されている。少し登場人物は多く感じるが。 ・主人公が記憶を失うことになった経緯が丁寧に明かされている。 ・その後の展開については余計な部分がなく、本題に入っていく。 ・魔法に関しての設定が特殊である。オリジナリティを持たせている。 ・戦闘にて、この物語オリジナルの部分(魔物の生態や魔法などについて)が明かされていくが分かりやすい。 【備考(補足)】12話まで拝読。 【見どころ】 兄である若き王の心情を知らない主人公、知らないからこその二人のすれ違いも見どころの一つだと感じる。しかし仮に知っていても、主人公は同じ道を辿ったに違いない。それまで兄のすることに対し、非道に感じても従っていた主人公。彼はあるものを目にし、彼を裏切ることになる。 主人公のターニングポイントは、ある王女との出会いにあった。彼は彼女を救うために、他国との戦いで相手国の拠点を制圧した後、その国の総大将にある手紙を託す。その内容は後に明かされていく。彼女を救うためには兄を裏切らねばならず、犠牲も払わなければならなかった。その中には罪のない一般人も含まれた。主人公は彼女のを救うために記憶を犠牲にし、彼女は別な理由で記憶を失う。再び巡り会えることを信じて。 二年後、少なくとも自分の置かれている立場についての記憶を持っていると思われる主人公は、自分の国と敵対する立場にいた。敵国の王弟として恨んでいる者もいるだろう。しかし彼の信念は揺るぎないものであった。 この先、彼らに待ち受けているものとは。 あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? この物語の結末をその目で是非、確かめてみてくださいね。おススメです。

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crazy's7

訳ありすぎる伯爵子息の運命は、「救国の英雄」?〜主を喪った自殺志望の伯爵子息(騎士)が愉快な仲間たちと腐敗しまくった帝国を救うまで~

互いに何かを抱えた二人が出逢い、協力し合ったその先に光はあるのだろうか?

【簡単なあらすじ】 ジャンル:ハイファンタジー 忠誠を誓った主である皇太子を亡くして以来、自殺未遂を繰り返すようになった主人公は、療養という名目のもと診療所へと厄介払いされた。そこで出逢ったのは何かを秘密を抱えているように見える商人であった。彼の秘密が明かされ、協力を申し出られた主人公。果たして彼らの進む先とは……? 【物語の始まりは】 主人公が忠誠を誓った皇太子の死の場面から始まっていく。どんな理由で死に至ったのかは分からないが、主人公は自責の念に苦しめられ取り乱していた。そして自殺未遂を起こすのである。その後別な人物の視点から、彼が村の診療所に世話になるまでの経緯が明かされていくのだった。 【舞台や世界観、方向性(箇条書き)】 あらすじにはシリルメインのように感じるが、診療所で出逢うルーカスがメインとなって進んでいく。二人とも、暗い過去を背負っているようであり、その詳細については後程明かされていく。 王家の事情が、込み入っている状況である。 【主人公と登場人物について】 この物語群像劇のようである。自分が忠誠を誓った皇太子の死により、自害したいと望む主人公。それを取り巻く人間関係。主人公の一人シリルは、村で暮らし彼らと接するうちに、人間らしい感情を持っようになる。 主要の三人はそれぞれ抱えているものがあるようだ。 【物語について】 本編に入ると、主人公のシリルではなく村で暮らすルーカスという青年の視点から語られていく。どういう経緯で彼がここへ来たのか? 何故この診療所に世話になることになったのかなど。彼は貴族であり、正直ルーカスは彼がこの診療所に来ることには反対していたようだ。それでも貴族の命に従わなくてはいけないのが平民なのだろう。 それから数か月後、生活に慣れた彼らは初めの頃よりは打ち解けたようである。そんなある日、教会へ訪れた彼らはある事件をきっかけに関係が変わっていく。その後はルーカスが何故シリルに協力を申し出るのか? 彼の 仕事はどんなことなのかそのいきさつが語られていくことになる。序盤のメインはルーカスとなっているようだ。 【良い点(箇条書き)】 ・世界観や登場人物それぞれに背景があり、それについて詳しく語られている。 ・説明文が多めだが、それぞれにドラマを感じる。そんな彼らがどのように協力し合っていくのか? 興味深い。 ・登場人物それぞれに個性があり、性格の違いなどもはっきりしている。 ・見えない確執を感じ、人間らしさが持たされている印象。 ・群像劇であり、主要人物以外の視点からも物語が描かれており、謎な部分が興味深い。 ・舞台設定、土台となっている国の事情が込み入っていて面白いと感じた。 【備考(補足)】第14話 【見どころ】 この物語は主にシリルとルーカスの視点から語られていく。物語が進むとどちらの割合が多くなるのかはわからないが、前半の方は主にルーカスの視点で語られているように感じた。シリルは自分の事情を話していない為、余計そのような印象を受ける。シリルは初め、何らかの事情によりルーカスを信用していないような素振りもある。後にルーカスが何のためにこの村にいるのか? 本来の目的は何なのか明かされていく。その上で、シリルに協力を申し出るところから、物語は別な顔を見せてくように感じた。 序盤ではルーカスについての背景が詳しく分かっていく。彼に関係する事情については伏線も多く、彼が決して幸せな人生を歩んでいるわけではないことが分かってくる。恐らく物語に大きな動きがあるのは、この村を出てからだと思われる。途中、別視点での一場面で気になる言葉も。一体シリルに隠された、彼も知らない真実とはなんだろうか? あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? 序盤では謎の多い物語。果たして主人公たちは腐った帝都を正すことはできるのだろうか? おススメです。

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crazy's7

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