ユーザー登録・ログイン

新規登録

ログイン

作品

レビュー

登録/ログイン

その他

オノログについてFAQ利用規約プライバシーポリシー問い合わせユーザー管理者Twitter
レビューを投稿
書籍化
コミカライズ原作
ジャンル別
サイト別
サイト関連
運営している人

@オノログ

検索条件

ジャンル:恋愛

Page95

条件をリセット
詳細条件で探す

天使は金の瞳で毒を盛る

果たして二人の恋の行きつく先とは?!

【簡単なあらすじ】 ジャンル:恋愛 お嬢様でありながら、さえないOLの主人公。誕生日は普段は忙しい父とのデートが恒例であった。しかし今回の誕生日にはいつもとは違い、父が婚約者を連れてきたのである。しかもその相手とは9年前に嫌な別れ方をしてしまった、元世話係の男性で?! 【物語の始まりは】 主人公が起こされるところから始まっていく。女性の部屋に勝手に入る元世話係の男。主人公が不満を漏らすも、父の許しを得ているようでその不満は解消されることはなかった。本編に入ると、ことの経緯が語られていく。何か理由があって逢いたくなかったようだが、彼とは同じ職場で働くことに。 【舞台や世界観、方向性】 おそらく現代 九年後に再会した二人が恋愛関係に発展していくのだと思われる。 【主人公と登場人物について】 主人公にとって誕生日は特別な日。普段は忙しくてゆっくり話すこともできない父とのデートの日である。しかし今回の誕生日に待ち受けていたのは悪夢であった。どんな別れたをしたのか序盤では明かされてはいないが、どうやら主人公にとっては逢いたくない相手だったようである。 主人公は社長令嬢でありながら、地味で普通の女性のようだ。それはコンプレックスでもあるようで、父から幾度か素敵な人を紹介して貰ったもののフラれてしまうらしい。その為、現在は恋人もいないよう。 どんな理由からかは序盤ではわからないが、彼に対し主人公の方が気持ちをストレートに表わすことができず、両片思いのような関係である。 【物語について】 主人公は何らかの理由があり、彼に対し素直な感情を向けられない状況のようだが、彼は直属の上司となる。自分とは関わらないでほしいという彼女の言葉通り、彼は職場で初対面のフリをし必要以上に関わって来ることもなかった。彼は見目も良く優秀なためか、あっという間に個人情報が知れ渡ることに。そこで主人公は、自分との違いを更に思い知らされることとなるのだ。 そんなある日、事件が起こってしまう。自分も関与はしていたものの、仕事で重大なミスが発覚するのである。それを助けてくれたのが、上司である彼だった。この辺りから、主人公の心理に素直な気持ちも見て取れるようになり、彼に対しどんな感情を抱いているのか分かり始める。 【良い点(箇条書き)】 ・珍しいタイプの主人公だと感じた。お金持ちで完璧やシンデレラストーリーはよく見かけるが、お嬢様でありながらこれと言って秀でた部分があるわけでもなく、自信もないタイプの女性が主人公。オリジナリティを感じる。 ・九年離れていても気持ちが変わらない。彼がとても一途。 ・初めは分からないが、あることをきっかけに主人公の本心が明かされていく。 ・主人公は一般的な女性なのだろうか? 自信はないながらも、彼が自分には甘いということを何処かで分かっている。だからこそ自信がないとも言える。 ・自分のことを理解し、背伸びをしない等身大の女性だと感じる。 【備考(補足)】31ページ目まで拝読 【見どころ】 余裕である婚約者に対し、翻弄される主人公が見どころなのだと感じた。あまり見たことのないタイプの組み合わせにオリジナリティを感じる。 自分に自信がなく、積極的になることのできない女性の心理が分かる物語でもある。両片思いではあるが、主人公にはその自覚はなく心の中では想いを寄せていても、周りが気になるのか冷たいように感じる態度。きっとこの彼でなければ、彼女の好意に気づき辛いのでは? それだけ彼が、主人公のことを理解しているのだとも言える。主人公は今まで父の勧めで他の男性とお付き合いをしたりもしていたようで、彼の自信が何処から来るのだろう? と思うことも。読了部分ではまだ彼について分からないことが多いが、果たして二人はどうなっていくのだろうか? あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? 二人の行く先をその目で是非、確かめてみてくださいね。おススメです。

5.0
0
crazy's7

公爵令嬢の裏稼業

主人公の視点から召喚者の魅力が伝わって来る、思わず読者も恋をしてしまうのでは? と感じる物語

【簡単なあらすじ】 ジャンル:ファンタジー 皇帝の命により、異世界召喚された者を監視することになった主人公。彼は周りの女性を一瞬で魅了してしまうような美貌の持ち主。監視しているうちに、この国では退化したはずの魔法を彼が使えることを知ってしまう。彼を暗殺するのが彼女の任務なのだが、どうやら彼に好意を抱かれているようで……?! 【物語の始まりは】 主人公が英雄と呼ばれる者を暗殺しようとするところから始まっていく。しかし、その刃は彼に届くことはなかった。何度も隙をついて襲い掛かろうとするも失敗。相打ち覚悟で懐に飛び込んだものの。何故か気づけば、結婚の誓いをしていたのである。一体、二人の間に何があったのか⁈ 【舞台や世界観、方向性】 魔法の退化した異世界が舞台。召喚魔法が成功し、異世界からある人物を召喚したものの、皇帝は異界の女性を召喚したかったようである。他の要因もあり、平民として市井(人家が集まっている所。ちまた)に捨てられた召喚者だったのだが、彼に特別な力があってはいけないということで、主人公が彼の監視として選ばれたのだった。 【主人公と登場人物について】 主人公は暗殺者。皇帝の命により、召喚魔法で召喚された者を監視している。顔の良い父を持つ。召喚者もとても顔が良いらしい。 【物語について】 異世界ものと言えば、大抵は転生、転移、召喚された人物が主人公の場合が多いが、この物語では主人公に監視されるという変わった位置にいる。多くの物語では、チートスキルなどを所持しており魔王討伐などをさせられたりするのだが、彼は早々に平民として捨てられてしまう。ここで皇帝があることに気づかなければ、彼は放置されたまま自由気ままな人生を歩んで行ったのだろうと思われる。しかし運命の悪戯なのか、主人公は彼の監視をすることになるのだ。面白いのは、彼があることにより有名になってしまった為、なんだかアイドルのような扱いを受けている。その為、監視をしているのだがアイドルの追っかけのようにも見えてしまい、コミカルに感じる部分もあるのだ。果たして、どうなっていくのだろうか? 【良い点(箇条書き)】 ・プロローグの時点で物語の方向性が分かるので、楽しみやすい。 ・面白い視点の物語だと思われる。主に活躍しているのは主人公の監視している相手。主人公はそれをひたすら監視している。 ・召喚者の活躍などから、この物語の世界観が分かってくる。 ・ちょいちょい気の緩んだ主人公が、召喚者に見惚れたり心を乱されたりするのが可愛い。 ・召喚者は惚れるだけの価値がある。一途で、女性の誘惑もはねのける。 ・召喚される前、どんな境遇だったのかはわからないが、何か秘密を抱えていそうな部分があり、好奇心を誘う。 ・父の思いまで読むと、主人公の疑問が解かれる。 【備考(補足)】17話まで拝読 (+父の思い) 【見どころ】 この物語は、何故冒頭から結ばれるまでに至ったのか? 本編にはそこまでの経緯が語られていくのだと思われる。父の思いにて、彼女の過去も語られており、そこで全体像が分かって来る印象。 主人公は皇帝の命により異世界からの召喚者を監視することとなる。その召喚者は初めは愛想が良く顔が良いという人物に見えるが、彼女の視点を通し人柄や良さが伝わってくるのだ。一目見た人々は、その容姿に惹かれていくのだろうが、彼の紳士的な所や一途な所、常識や良識を兼ね備えた人柄は読者をも魅了すると思われる。召喚者は主人公に一筋なのだが、主人公は恋愛に疎く任務が絶対だと思っているので惚れているようには見えるが、意志を変えることはない。恋愛要素が強く全面にでいるわけではないのだが、主人公の任務が監視や暗殺な為どうしても彼の行動を見つめていることになる。不思議な魅力を持った物語であり、女性なら彼に惚れてしまうのではないかと思ってしまうほどだ。あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? どのような経緯で二人が誓いを交わすことになったのか。その目で是非確かめてみてくださいね。おススメです。

5.0
0
crazy's7

シノノメナギの恋わずらい

トランスジェンダーであるために起こる、壁と葛藤も描いた物語

★どんなことをテーマにした作品なのか? 主人公の妄想をテーマにした作品 【妄想とは?】 妄想の意味 とらわれの心によって、真実でないものを真実であると、誤って意識すること。 また、そのような迷った考え。 邪念。(web調べ) 恐らく、この物語での妄想は空想にふけるという意味合いだと思われる。 空想とは? 現実にはあり得ない事、現実とは何ら関係のない事を、頭の中だけであれこれと思いめぐらすこと。 【どんな物語なのか?】 図書館司書として市の図書館に10年務める、トランス女性が主人公。本が好きで、新刊をいち早く手に取りたい彼女にとって、図書館で仕事するのは夢だったようである。トランスジェンダーである彼女は、身体は男ではあるが見た目や心は女性。そして恋愛対象は男性。周りの友人は結婚や子育てをしているようだが、主人公は35になるが恋人はいない。しかし職場の環境は良いらしく、多様性が理解されているようだ。 そんな彼女は図書館に来る人々に”もし、自分の恋人だったなら”と妄想を抱く。この物語は、そんな彼女の日常の物語である。 【好きな所や印象に残ったところなど】 ・主人公の妄想は、まず相手がどんな人物なのか推理するところから始まっていく。何故図書館にやって来るのか? など。なので、どんな人物なのか分かりやすい。(想像しやすい) ・初めの頃はモノローグで主人公がどんな妄想をし何を考えているのか分かるところから入っていくが、段々と他の人との交流からも人となりが分かっていく。 ・正論な毒舌が効いている。接客業などでもあるが、顔はニコニコ心で毒舌というのはよくある。この物語の主人公にもそういう面での人間らしさというものを感じた。 ・利用者の借りた本から、人生を垣間見ることができる。 ・主人公がとても乙女である。 ・進展はゆっくりだが、心と体の不一致による乗り越えなければならない部分に関しても描かれている。 *21話 完結 【全体の見どころ】 主人公は妄想はするものの、現実の恋に踏み出すことはなかなかできない。それは心と体の不一致の部分に対して、乗り越えなければならないものがあるからだと感じた。心が異性であっても、身体が同性となる場合は、どんなに互いに惹かれ合ったとしても、簡単には進めないものだ。同性愛者と、自認の性別が身体と違う人の恋愛観はそもそも違うものだと思う。 同性愛者というのはあくまでも同性に対して恋愛感情を抱く前提なので、自分を同性として認識し恋愛に発展していくもの。なので、出会いが少ないとしても初めから相手から見て、同性であるという部分においてはハードルは低い。しかし自認と体の性別が不一致の場合は、トランス女性ならば女性として愛されたいという前提がある。もし普段から女性に見られているとしたならば、異性愛者と恋愛関係に発展する可能性はあるのだ。互いに無性愛者(性愛を持たない)ならば精神恋愛を続けられるかもしれないが、この物語の主人公のように性愛を持つ場合は、カミングアウトしなければならない局面はやって来る。この物語ではそういう複雑な部分や問題なども描かれており、性の不一致でどんな悩みを抱えるのか、考えさせられる。 あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? そのままの自分を受け入れられることが、どれだけ愛されていることなのか改めて考えさせられる物語です。おススメです。 備考*16話まで拝読

5.0
0
crazy's7

春告げ鳥と花の騎士

「女でいたい」そんな苦悩を描く軍兵士の短編物語、号泣。

こちらは、「連合軍第13師団飛行部隊 ~四◯四分隊のツバメちゃん~」のスピンオフの短編となっています。 メイヴィスという一人の兵士が心と体の不一致から生じる物語となっており、「女でいたい」という苦悩を描いた作品となっています。 この作品を読んで思わず号泣。 メイヴィスが自暴自棄になったり、思いが叶う事もないかもしれない恋焦がれる相手に涙したり、様々な障害があるのですが、そこで支えてくれる仲間がいたりなど、心温まるシーンもたくさんありそこでも泣くという……。 私はメイヴィスの気持ちを芯まで分かっているとは言えないかもしれませんが、この物語からとてつもなくその苦悩を感じ取ってしまい、物語上だけではなく、私達が生きているこの世界でもきっとこのような方々が多くいるんだろうなと思い、レビューを書いています。 そんな人達が少しでも生きやすく、明るい希望が持てる世界になればいいなと思っています。 メイヴィスを通して少しでもそんな世界への光が灯りますように。 本編も異能ミリタリーアクション!!ですっごくかっこよく、笑えるところもたくさんあって、涙もあり!でとっても面白いのでぜひこちらと合わせて読んでみてください!

5.0
0
凛々サイ

稀人オークと三十路の乙女

異世界転生逆バージョン。物語の登場人物が現実世界にやってきた。

 死んで物語の世界やゲームの世界に転生するというお話が多い中、こちらの作品はなんと、物語の登場人物が現実世界に転生してくるという。  主人公雪江は偶然その転生に居合わせてしまい、稀人と呼ばれる彼をお人よしにも保護するのですが、その彼は王子様でも勇者でもなく、そもそも人間ですらなかった…。  彼女の元に現れたのはザグルという名の若いオーク。物語では悪役や敵モンスターの代名詞として扱われる種族ですが、この彼は中身がとんでもなくイケメン。このオーク、惚れる。  顔が怖いとか、とにかくデカイとか、倫理観や常識が違うせいで頓珍漢なところもあるけれど、気遣いが出来るし空気も読むし、気付けばザグルを保護していたはずの雪江の心の支えとなっていく…という流れがエモーショナル!  雪江の抱える心の傷、親友ユイの秘密、元彼の朋也の存在…。それぞれが絡み合い、相手を思いやる気持ちや、心に寄り添う事を、この世界で生き直すザグルからたくさん学べます。  稀人という存在はファンタジーですが、稀人を含め登場人物の人生や生活、心情はとてもリアリティがあり、胸に刺さる要素も。  優しいザグルと雪江がこれからも幸せでいられますようにと、読者も願う大団円のラストも必見。

5.0
1
MACK

DIVA LORE-伝承の歌姫-

学園を舞台に、歌と変身を駆使して戦う少女の恋と成長の物語

【簡単なあらすじ】 ジャンル:現代ファンタジー 星歴2330年4月富山にて、主人公は国立聖歌騎士育成学園へ入学する。そこで再会したのはずっと逢いたいと思っていた初恋の人だった。しかし、彼には何か秘密があるのか”俺に触れてはいけない”と言われてしまって……? 学園を舞台に、歌と変身を駆使して戦う少女の成長の物語。 【物語の始まりは】 この世界がどんな世界なのかの説明から始まっていく。 星歴2330年4月の富山(とみやま)が舞台。主人公はそこの国立聖歌騎士育成学園に通うためこのちに降り立ったのである。周りには保護者同伴の学生が多数いる中、彼女は一人。同じく一人で学園に向かおうとしている学生を見つける。彼女はどうやら困っている様子。主人公は、そんな彼女に声をかけたのだった。 【舞台や世界観、方向性】 近未来の物語。今まで人類だけが知的生命体であると認知されていたが、そこに異世界から魔物が襲撃してくる。絶望的と思われたが、魔力に目覚めた7騎士により絶望を免れることとなる。しかしそれから300年後。再び脅威と戦うことになったのだった。 バリアデバイスというものが、魔物の侵入を防いでいる。 富山とは地震や台風が割と少ない地域であり、人材の育成に適した場所。国はここに目をつけ、人材育成をする学園の関係者、軍の関係者、もともとその土地に暮らしていた人に限定。その結果、最適な人口と適切な建物が立ち並び、観光事業も盛んに。 【主人公と登場人物について】 主人公はDiva angelと名乗り、歌と変身を駆使して戦う少女。 主人公は国立聖歌騎士育成学園へ合格し入学式に出るためにその学園に向かっていた。その途中で道に迷っていたある少女と出逢い、一緒に向かうこととなる。しかしその入学式に向かう途中で魔物に遭遇し、戦うことになるが事情があるようで今は詳しいことを伏せて置きたいようである。 冒頭の方にて、凄い(特別な)人物であるように思えた主人公であるが、学園では年相応の恋する女の子という印象。友人との会話では落ち着いているように感じたが、好きな相手の言動に一喜一憂する可愛らしい部分も持つ。 【物語について】 国立聖歌騎士育成学園に合格した主人公は、学園に向かう途中である二人組の人物とぶつかってしまう。その時は確信ではなかったのだろう。回想と共に当時の思い出が語られていく。 物語の序盤では、学園のシステムや学びのスタイルなどが説明されている。彼らはいずれ前線で人の命を守ることになる。かなり厳しく、過酷な環境だと感じた。規律などは厳しそうではあるが、普通の学園と同じように部活動などもあるようである。主人公たちは学園に向かう途中でぶつかってしまった人物から、ある部活への誘いを受けていた。見学という形で主人公は再び”初恋の人”に似ている人と再会。それが、本人であることを知るのである。初めてできた友人であり、初恋の人。主人公の恋の行方は……? 【良い点(箇条書き)】 ・歌で戦うのオリジナル設定について、本編開始早々その様子を見ることができる。どんな戦い方なのかが分かりやすい。 ・主人公の境遇は説明ではなく、回想によって分かる。どんな人物だったのか? 想いを寄せている相手と何故同じ学園に通うことになったのか? など疑問についても早いうちに明かされる。 ・主人公は特別な能力を持っているように感じるが、振る舞いや感情なの動きなどはその年代の等身大の女の子という印象。共感を得やすいと感じる。 ・これからどうなっていくのかはまだ分からないが、恋をしているときの一喜一憂の心理が丁寧に描かれており、共感が持てる。 ・何故、主人公が彼を心の支えにしていたのか、今でも想い続けることができるのか、回想と共に語られていくので納得ができる。 【備考(補足)】7話まで拝読 【見どころ】 この物語には魔物が出てくるため、戦闘シーンがある。しかし歌を使い戦う為、激しいバトルとは少し違い優しい世界観を醸し出しているように感じた。 いずれ前線で戦わなければならないだろう主人公を支えているのは、初恋の相手の言葉。恋愛要素も含まれ、その年代の等身大の女の子らしさがある。そして彼女が自分の過去などのトラウマと必死に戦っているということも伝わって来る。果たして彼女の恋は叶うのだろうか? 徐々に明かされていく主人公の過去も気になるところである。学園のシステムはかなり過酷。彼女は学園に残ることができるのであろうか。部活動や文化祭などイベントも盛りだくさんのようである。 あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? 主人公の想いが叶うのかどうか? 彼女の成長をその目で是非、ご覧になってくださいね。お奨めです。

5.0
0
crazy's7

【書籍化】【web版】牢で目覚めた悪役令嬢は死にたくない~処刑を回避したら、待っていたのは溺愛でした~

悪女の身体を得たヒロインが、落ちた評判を回復しながら幸せを掴む物語

現代で両親の借金を返す為に休む間もなくひたすら仕事に追われ生きていたヒロインが、異世界で冤罪により牢に入れられた悪女と名高い令嬢として目覚め、様々な人と新たな関係を構築しながら幸せになっていく物語。 もうあくせく働く必要はないと牢屋ライフを満喫しているヒロインと、今までとは様子が違う令嬢の様子に困惑しつつも次第に惹かれていくヒーローの関係が好ましかった。 スカジャン和柄刺繍が大人気なのもよいw ラストに向けての展開が怒涛のご都合主義&駆け足に感じたが、ここから変に話を大きくしてだらだらと続けられるとそれまでの勢いが殺され、この作品の良さも消される気がするので、これはこれでいいのかなと。 現代で死んだヒロインが、死ぬ予定だった異世界の悪役令嬢として生まれ変わってやり直した……のではなく、双方が死ぬ前に魂を入れ替えた感じで、最終的にヒロインも悪女として生きるしかなかった令嬢もどちらも生存し、それぞれに幸せなエンディングを迎えられていたのは良かったと思った。

3.5
0
亜夜

やり直したい傲慢令嬢は、自分を殺した王子に二度目の人生で溺愛される

一度目の人生で自分の出生の真実を知った主人公が、自分の行いを悔いて人生をやり直す?!果たしてその結末は?

【簡単なあらすじ】 ジャンル:ファンタジー わがままで傲慢だった主人公は、そのわがままがきっかけとなり、15歳にて王子殿下に殺害されてしまう。その際に知った出生の真実。後悔しても時すでに遅し。しかし彼女にはもう一度人生をやりなおすチャンスが訪れたのだ。後悔を胸に抱き、今度こそは立場を弁え頑張ろうとするのだが。そんな彼女の前に現れたのは自分を殺した王子殿下。しかも好意的な態度を取られ、罠ではないかと怪しむのだが……?! 【物語の始まりは】 主人公がある者に恋をし、親の反対に不満を持っていた。初めは身分の差のせいだと思っていた。わがままで傲慢な彼女は自分の都合の良いように解釈をし、屋敷を抜け出してしまう。そんな彼女に待ち受けていたのは、初めて聞く自分の出生の真実と死であった。だが物語は、ここで終わりではなかったのだ。果たして主人公は自分の人生を変えられるのだろうか? 【舞台や世界観、方向性(箇条書き)】 この物語は群像劇のようだ。 時間が巻き戻り、やり直した人生の中で自分の境遇がどんなものなのか明かされていく。主人公だけではなく母視点からも詳しくわかっていき、母の想いには感動を覚える。また、殿下の視点から何を考えているのかも明かされているので、早い段階で二人がすれ違っていることが分かる。 【主人公と登場人物について】 主人公はわがままで傲慢な公爵令嬢。その性格や振る舞いが災いし、15歳にして命を終えてしまう。しかし彼女にはもう一度チャンスが訪れる。 彼女を救うのはある一つの言葉。その言葉を反芻した彼女は、今まで自分がその事実に気づかなかったことに驚きを隠せなかった。つまり、自分自身に無関心だったということである。 そこから真面目に自分の境遇などについて考え始める、主人公。自分の思い込みが、決して自分のせいだけでなかったことなどを思い出していく。兄の愛に気づきはじめ、自分が人質であることを再度確認しながらも、家族の一員でありたいと願うようになる主人公に切なくなる。主人公の二番目の兄はとても愛情深く、妹である主人公のことを大切に想っている印象。 【物語について】 やり直した後の人生では、自分を殺した人物と遭遇することとなる。未来のことだとしても、確かに怖いと感じた。主人公が相手の真意を推し量るのは当然のことだと感じる。ホラーな展開だ。実際に相手がどう思っているかは(6.出逢い時点)分からないが、主人公は深く考察している為、相手が自分を嫌っており、騙そうとしているようにしか感じることができない。このすれ違いとう疑り深さが、コメディのような面白さも醸し出している。 主人公が本気で自分の将来を考える。そのことが相手の心を動かし、ややこしい事態になる物語である。人の心とは、自分の言動一つで変わっていく。人を変えることはできなくても、自分自身を変えることはできる。その結果、周りが変わっていくのだ。他人は自分を移す鏡。まさしくそんな物語だと感じた。 【良い点(箇条書き)】 ・お互いの策略が本気過ぎて面白いが、見た目は9歳と7歳だという事実に気づかされる瞬間が面白い。 ・人生をやりなおす前には主人公が気づかなかった事実が明かされていくのも面白い。 ・互いの心が分からないからこそ、すれ違い笑ってしまう部分が多いが、本人たちは真剣。わかること、分からないことで人の気持ちは大きく変わるということに改めて気づかされる。 ・単なるラブコメではなく、教訓が多いと感じる。 ・意識を変えることで、全く別な人生を歩んでいることが分かりやすい。 ・己を律しようと頑張っていいることが伝わって来る。 ・変わりたいならば、変わろうとする気持ちが一番大切なことに改めて気づかされる。 【備考(補足)】10ページまで拝読 【見どころ】 自分の行いを悔いて、一所懸命人生をやり直そうとする主人公。以前は自分を忌み嫌っていたはずの、王子殿下との出会いが彼女に猜疑心と恐怖を産む、スレ違いラブコメディという印象。自分の立場の真実を知った主人公は、一度終わった人生の結末を変えようと、必死に努力をする。その事で周りも変わっていく物語。人は過ちに気づいた時点で、本気で変わろうとすれば、未来を変えて行けるのではないか? と希望を抱かせる物語でもある。 ビフォーアフターの変化が分かりやすく、主人公のトラウマの対する姿勢が変わらない。以前自分に恐怖を与えた人物がどんなに優しくしても、それに甘えたりもしない。簡単に自分自身を甘やかしたりしない、貫く姿勢が素晴らしいと感じる。そして、人の心は見えないからこそ勘違いが起き、すれ違い部分に関して笑いが起きるのだと思う。感動する部分も多い、笑いだけではなく教訓も得られる面白い物語だと感じた。 やり直しの人生で、敵意を向けていた人物が自分に恋心を抱き、彼の人となりにも変化が起きる。果たしてこの物語の結末はいかに?! あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? お奨めです。

5.0
0
crazy's7

【恋を知らない『わたし』と愚かで愛しい人間たち】

恋を知らない不思議生物の独白

 人のふりをして巷間に紛れる『同期体』という生き物と、その観察したとあるひと組の男女のお話。  あるいは、男女それぞれ二名ずつの仲良し四人組の青春群像劇。ただそのうちの男女各一名ずつが『同期体』で、お互いに意識を共有する関係——というか実質『わたし』というひとつの意思の支配下にあるいわば端末みたいなもので、つまり個々の肉体を超越したところに個体としての自我があるため、世に言う『恋』を知ることがない、と、いまいち上手く要約できませんがだいたいそのような物語です。  お話はすべてこの『同期体』=『わたし』の視点を通じて描かれていて、つまりは四人組のうちの残り二名に関わりながらその様子を観察するような形でお話は進んでいくのですが、この『わたし』の独白というか思考というか、考えの変遷していく様がとても魅力的です。  この同期体さん、要はSFやファンタジー的なすごい生き物というか、少なくとも個体としての人間よりは優秀で、なおかつそれを自覚しながら人の世に紛れる立場にあるのですが。そのおかげかどこか神の視座にも似た冷徹な話しぶりの、その確かな説得力とはまるで裏腹のこの情操の芽生え。いや裏腹というのもおかしいのですけど、でも大雑把な言い方ではある種のギャップのような、もう少し丁寧に言うなら『人とは全く違う種の中に生まれた人らしい感情』であるからこその美しさというか、とにかくくっきりと浮き彫りにされた何かの、その厚みのようなものを感じました。  いや実際、序盤なんかはゾッとするところもあるというか、おそらくは人類と敵対的な関係にあるはずの存在なんですよ。人知れず人の世に紛れる異種の生命体。本来相入れないはずの存在が、でもまっすぐな青春の風景を通じて、我々と同じ何かを共有してしまう光景。どこか危うさのようなものを孕みながらも、それでもこの結末と同じ風景が続くことを信じさせてくれる、優しくも力強い作品でした。

5.0
0
和田島イサキ

最近の「いいね!」

小説家になろう恋愛連載:119話完結

美醜あべこべ世界で異形の王子と結婚したい!

男性のみ美醜逆転の異世界に美少女イケメンハンター出陣します!

前世で喪女だった後悔からイケメンにガツガツの肉食系女子となった美少女主人公。前世含めて一目ぼれした異形と言われるほどの美少年(前世観)にアプローチをしてさっさと婚約者候補に収まり、誰も寄せ付けないいちゃらぶカップルになります。 外面もよく美少年に目がないですが、自分主観で醜いからと嫌うことはありません。恋愛対象ではなくてもちゃんと人として接する、人として優しい女の子だからこそ素直にその恋路を応援することができます。美少年と付き合うためにしていた善人の外面がよすぎてまわりからは誤解されてもいますが、そこも美醜逆転独特の笑いポイントとして楽しめます。 義理の弟を可愛がったり、不遇なイケメンも多数出てきて、乙女げー系小説っぽい世界観な感じですのでさくさく読めて最後まで一気に楽しめます。 ヒーローにも秘密がありちゃんと後々秘密を打ち明け合って、主人公が面食いなのも全部わかってもらって思いあうラブラブ小説です。 最後までぶっとんだ美醜観によるドタバタギャグが楽しいですし、完結済みなので一気に最後まで楽しめます。 世界観も楽しくもたくさんのキャラクターもそれぞれ個性がありいい人が多く、美醜逆転好きだけではなく乙女ゲー系の愛され主人公恋愛物が好きな人にもおすすめです。

小説家になろうコメディ短編完結

俺がパーティーから追放したひよこ鑑定士が、SSSランクになって復讐しにくるらしい

アイデアは面白い。

でも、ひよこ鑑定士、全然関係なかった。。。

小説家になろう恋愛連載:30話完結

薬師の魔女ですが、なぜか副業で離婚代行しています

恋愛ジャンルになっているが、他者の恋愛に絡んだことを仕事としている物語でヒーローとヒロインの間に恋愛は始まっていない(今後もしかしたら始まるかもしれない? というような匂わせ雰囲気で終わっている)ので、ジャンルタグつけが間違ってる訳ではないが求めていたものとは違う……という複雑な読了感だった。 物語自体はさくさくとテンポよく読めて悪くなかったので、恋愛ではなくファンタジータグであれば気持ちすっきり終えられたのになあ……と思った。