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異世界だって日常茶飯事 ~白銀の狼~

完成度が高すぎる!これが本当のコラボ小説

コラボしていただいた「白銀の狼」作者の結月花です。 コラボと言っても、私は一文字も書いておりませんので(笑)、コラボ元の作者として、また一読者としてレビューを書かせていただきます。 しょぼん(´・ω・`)さんの代表作、ニチサハこと「非日常なんて日常茶飯事」の雅騎くんと佳穂ちゃんが「白銀の狼」の世界にやって来るところから物語は始まります。 両作品を読んでいる方はもちろんですが、さりげなく人物や世界観などの説明が書いてありますので、どちらかの作品を読んでいるだけでも楽しめるようになっています。白銀の登場人物が多いので、こちらの方は読んでいないと混乱してしまう可能性はありますが、主要キャラクターだけ知っていれば十分に楽しめるようになっています。(白銀本編は5話くらいまで読めば十分です) 多少のネタバレは気にしない、という方は、本編が途中まででもガンガン読んでほしいと思います。 この作品の素晴らしい点は、コラボ相手である拙作「白銀の狼」のキャラクターや世界観を、原作そのものの形で描ききっている点です。コラボ作品は、書く作家さんによって多少の癖が出てくるものですが、しょぼん(´・ω・`)さんが書く白銀のキャラクター達はまさに本編そのもの。台詞や行動、考え方まで原作通りですので、イメージと違うのが嫌だと言う方には、安心してお読みくださいと太鼓判を押せるほどです。 もちろん、ニチサハの雅騎くんの優しさに溢れるかっこよさ、控えめながらも心に芯を持つ佳穂ちゃんの魅力もそのまま。 どちらも読んでいる人にわかるような小ネタもたくさん仕込んであります。 また、特筆すべきは、両作品の魅力を掛け合わせ、お互いの世界観では書けない部分をコラボによって実現させている点です。 コラボ作品というと、お互いのキャラクターを会わせて終わり、というイメージがありますが、こちらの作品は、コラボすることによって作品の魅力を高めている点が大変素晴らしい。 「ニチサハ」は何気ない日常シーンを挟みながら、時折やってくる非日常に応戦するバトルファンタジーで、アニメを見ているかの様な白熱した戦闘描写と、穏やかに流れる日常の緩急が素晴らしい作品です。 対して「白銀の狼」は恋愛小説でありながら冒険要素が強く、戦闘シーンや日常シーンは最低限の描写しかありません。 こちらのコラボ作品では、人狼の村の日常も深掘りして頂き、白銀本編では見られなかった、人狼達の日常を丹念に描いていただきました。ニチサハテイストで、白銀の世界を楽しめるようになっています。 また、ニチサハではお馴染みのかっこいいバトルシーンも必見です。 白銀の世界はファンタジーですが、魔法や精霊などの超常現象は一切出てきません。対するニチサハは、現代日本が舞台ながら、天使の力を使役したり、胡舞術を用いてドラゴンや天使などの不可思議な存在と戦うという異能バトルが特徴です。 白銀というファンタジー世界にやってきた雅騎くんや佳穂ちゃんの方が異能を持っており、白銀の世界のレティリエやグレイルが彼らの持つ不思議な力に驚くという、面白い構図が実現されました。 後半は、白銀の世界にやってきた異能を持った敵とのバトルシーンが続きますが、白銀のグレイルが超常的な存在と戦うシーンは、白銀の世界では絶対に見られません。コラボであるこの作品でしか読めない貴重なワンシーンとなっています。 また、ニチサハは現代日本が舞台となっていますので、基本的に亜人種との交流はありません。雅騎くんや佳穂ちゃんがファンタジーな世界で日常を送るシーンを見られるのもここだけです。 互いの作品の要素を取り入れつつ、互いの作品では絶対に読めないであろう場面をコラボによって実現させ、両作品の魅力を違った方向で引き出す。 ニチサハ、白銀両方の読者はもちろん、コラボ作品のお手本のような完成度を誇る物語ですので、今後コラボ作品を書こうと考えている方はぜひ参考にしてみてほしい作品です。

5.0
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結月 花

一匹狼は群れたがる

孤独に生きる狼達よ、群れを成せ

現代社会に超能力が出現したらどうなるか?をテーマに描いた作品です。 この物語に出てくる「超能力」は、いわゆるバトルもののような派手なものではありません。「1メートルだけテレポートできる」「半径2キロメートルだけ物質を飛ばせる」「触れた人の心を読む」などのように、制限のかかったものです。 作中ではこれらの超能力が個を際立たせる意味合いとして用いられており、彼らの役割を明確にしている所が本作の最大の魅力でしょう。 超能力のリミッターつきでないとお店に行かれない(テレポートできてしまうから)、超能力の研究施設など、実際に人類に超能力が出現した場合の法律や社会のルールがしっかりと作り込まれている所も非常に面白いです。 個人的には、なぜ超能力が出現したのか?という研究内容もしっかりと筋道立てて考えられている所に驚きました。 また、主人公である女子高生の清楓と科学者である窪崎のロマンスも物語に彩りを添えています。 目的の為には手段を選ばない、接触テレパス(触れた人の心を読む)の窪崎は、当初は利用する為に清楓に近づいていましたが、彼の能力を知っても懐に飛び込んでくる純粋な清楓に、次第に彼女を大切に想うようになります。 しっとりと読ませる、落ち着いた雰囲気の物語ですが、この恋愛パートのときめきも本作の魅力のひとつです。 色気のある大人の男性の魅力に、惚れない女性はいないのでは?というかっこよさ。 ぜひ胸をときめかせながら読んでいただきたいです! 物語に出てくる一匹狼達。彼らは孤独に生きつつも、それぞれの立場や能力を使ってお互いを補い合います。 最後に彼らが群れを成すシーンは圧巻で、思わず胸をうたれました。 個人的に大好きな作品です。 現代社会の中で孤独に生きるすべての者達に読んでもらいたい、素敵な物語です。

5.0
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結月 花

罪の女の歌を歌おう、コカ畑の木陰で、カリブの波間で

太陽のように情熱的な女の生き様を見よ!

登場人物が魅力的で一気に引き込まれてしまいました。 娼婦といえば夜の女。でも彼女──マカレーナはまるで太陽のような女性。 持ち前の色気で男を骨抜きにしつつも、その情熱的な魂は男だけでなく周囲の人間を魅了していきます。 奔放に見えつつも、胸のうちには熱いものを秘めている彼女には、思わず女性の私も惚れてしまいました! 自身の生い立ちから好きな人に向き合えないダニエリ、汚れを知らない天使のようなガブリエル、野犬のような悪漢、だけども惚れた女を情熱的に愛するフアンなど、魅力的な登場人物が物語を彩ります。 まるで本当に彼らが生きているかのような描写で、どのキャラクターにもつい感情移入してしまいます。 だからこそ、恋に悩む女性には心を痛め、抗争に赴くカルテルの男達にはハラハラし、恋人達との甘い一時には胸を高鳴らせながら読むことができるのです。 登場人物の気持ちがヒシヒシと伝わってきて、物語が進むと共に感情が揺さぶられていきます。 美しいカリブの情景と、血生臭い戦闘が隣り合わせである所もリアルで印象的です。 その繊細な描写は、文章を読んでいるはずなのに、まるで映画を見ているかのよう。 心を揺さぶられる物語です。 皆さんもぜひ読んでみてください。

5.0
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結月 花

あたらよ空にゴシック詠え

最高に面白い現代怪異譚

平和な矢染市がある日突然、紫の壁で覆われ、無数の怪異達が蠢く異界となる。 そこに現れたゴシックの死神、音羽黒音。主人公の天奈が、黒音と再会することで物語は始まります。 のっぺらぼうに雪女、朧車など、妖怪が好きな人にはたまらない世界観。魑魅魍魎達が人々を襲い、時には救えない命が出てくることもあるダークでシリアスな物語ですが、決して暗くならないのは、魅力的に活躍してくれる登場人物の存在があるからでしょう。 コンダクターの異名を持つ死神、黒音はゴシックドレスを身に纏い、どこか飄々とした喋り方をするキャラクターです。 どんな時でも余裕の表情を崩さない黒音の強キャラ感に、読者は頼もしさを感じること間違いなし。蒼い鎌を振るって戦う戦闘シーンは迫力があり、どこか優雅さも持ち合わせています。 また、主人公の天奈も矢染市の異変と同時に狐と融合し、怪異融合者となってしまいます。心優しい彼女は、怪異によって傷ついていく人々に心を痛めながら、授かった力を人々を癒す為に使うことを決めます。 攻めの黒音、癒しの天奈。 各キャラクターの役割がハッキリしているが為に、彼らが活躍する場面は鳥肌が立つくらいかっこいいです。 最終決戦の緊迫感のあるバトルは見事としか言いようがありませんでした。 また、和を感じさせる美しい語彙が、リズミカルに文章を彩ります。スルスルと頭に入っていく文体は、まるで音楽を聞いているかのよう。タイトルにある「あたらよ」。この意味を知った時は唸らされました。 非常に完成度の高い物語です。 妖怪好きはもちろんのこと、そうでない方にも一度は読んでほしい素敵な作品です。

5.0
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結月 花

初恋づくし 〜俺の周りは初恋だらけ〜

青春を追体験できます!!

中学1年生の時に初恋の人にフラれてから、もう辛い思いはしたくないと女の子から距離をおいていた青井諒。 幼馴染みで親友のイケメン、赤城蒼の橋渡しにされることが多く、クラスメイトの霧島萌絵が告白してきた時も、最初は赤城のことかと思ったのだが── この作品の素晴らしい点は、心情描写が丁寧に綴られていることです。 大抵のラブコメは「そんなにお互い想いあってるなら付き合えばいいのに……」と思う展開も多いのですが、この作品ではきちんと「付き合えない理由」が明記されており、感情移入しやすいようになっています。萌絵のことを可愛いと思いつつも、過去の失恋の辛さを思い出し、付き合うまで至らない諒の感情に共感し、切ない気持ちになりました。 また、10年前からずっと諒を想ってきた萌絵の視点では、甘酸っぱい青春のくすぐったさが体感できます。 好きだった人とデートする嬉しさや、ボーリングがうまいという諒の意外な一面を見て胸をときめかせているシーンでは、忘れていた青春を思い出しました。 名前を呼びあうシーンだけでキュンキュンしたのは初めてかもしれません(笑) 血の繋がらない妹、香純も諒のことが好きなので、この三角関係がどのように進んでいくのか期待しかありません! 没入できるラブコメを読みたい方、必見です!

5.0
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結月 花

竜世界クロニクル - 約束の竜と世界を救う五つの鍵 -

ファンタジー好きは絶対に読むべき!

第一章読了時点でのレビューです。 RPGを思わせる緻密な世界観や設定と、かっこいい召喚魔法、謎めいたレジェンドサーガ(伝承)など、大人も子供も憧れた世界がここにはあります。 この物語の世界観の素晴らしさは皆さんレビューで書かれていますので、本レビューでは魅力的な登場人物について記載させていただこうかなと思います。 まず主人公セス。彼の運命に立ち向かう熱い心とヒロインに恋する少年らしさは、まさに王道の主人公! 可憐だが芯の強いヒロインのアルテーシアや、皆のまとめ役である大人の男性デューク(素敵!)、やんちゃなムードメーカーのシャルなど個性豊かなメンバーが揃っております。 物語の途中で、天空人のレーチェルや上級竜族のクォームなど別の目的を持った味方もパーティーに加わりますが、それぞれ使える武器や魔法が違うのでバトルシーンが大変に面白いです。 一見登場人物が多いように思えますが、皆個性的でキャラクターがしっかりと立っており、また途中途中でキャラクターが(物語の邪魔をすることなく)人間関係や目的をまとめて話してくれるように作者が誘導してくれるので混乱することはありません。 また、魔王軍にも5人の魔将軍がいますが、こちらもそれぞれかっこいい! 敵側のキャラクターではありますが、ただの敵と侮るなかれ。 彼らにもしっかりと目的や人格があり、大変魅力的に描かれています。 第一章終了時点では、パーティーが分断し、別行動になります。 注目は魔王軍に残されてしまったヒロインアルテーシアの動向! 魔王とも繋がりのある彼女がどうなっていくのか、続きも期待しかありません。 世界観や設定が相当細かく練ってありますので、ファンタジー好きな方はぜひともご一読いただきたい名作です!

5.0
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結月 花

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