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掃除機魔法が全てを吸い尽くす!!

主人公が恩恵で授かったのは、掃除機魔法⁈意外性の詰まった物語。

【物語は】 明るいコントのようなプロローグで始まっていく。全体に明るいのかと思いきや、本編に入ると場面は暗転。主人公は、八歳にして大好きな母を過労で亡くす。どれほど母が好きなのか伝わってくる、涙なくしては読めないシーンである。母への想い、後悔、どうしたら母を救えていたのだろうかと、思考する。そんな主人公に不穏な影が差す。母との別れもそこそこに主人公はその人物により、何処かへ連れていかれてしまう。 一体、この先何が待ち受けているのだろうか。 【世界観・舞台の魅力】 母の葬儀の後、あるおじさんに連れてこられたのは大きな屋敷であった。そこで、彼が領主であることを知る。彼に一五歳まで、ここで暮らすように言われた主人公。何故、母は領主に自分のことを頼んだのだろうか。その理由が分からぬまま、ここで暮らすこととなる。 母が過労で亡くなったという事は、あまり裕福な暮らしではなかったと推測する。そういう境遇から、突然裕福な家に連れて来られた。しかも、秘密の部屋に押し込められ、メイドを一人つけられたことから、自由とは決して言い難い環境なのではないだろうか。 食事の心配や、衣服の心配もいらず、生活に関しては不安の要らなそうな環境である。風呂が、用水路で水浴びというところから、そこまで通常の気温が低い地域ではないのだろうかと感じた。いろんな想像の広がる物語である。 【物語・登場人物の魅力】 この物語では心情が丁寧に描かれており、モノローグ調で分かりやすく、全体的に理解しやすいので、感情移入がとてもし易い。 主人公は母想いの少年。母を亡くし、新しい生活を強いられる。母との思い出の詰まった家さえ奪われ、半強制的に領主の家で暮らすことになった。 しかし、全く救いがないわけではないようだ。まだ子供である彼の世話をしてくれるのは、笑顔の優し気な女性。彼女が優しく屋敷でのことなどを教えてくれる。二人のちょっとしたやり取りから、主人公が笑顔になる場面もある。 しかし、一年後。メイドであるサラの激変に驚くこととなる。 一年前には想像もつかないほど、彼女はスパルタだ。勉強を通して、この物語の世界観なども分かってくる。魔力についてはオリジナル要素。意外性のある設定である。 勉強という過程の中で世界観が分かってくる為、とても理解しやすい。その内容の中で、主人公が暮らす場所についても詳しく語られるが、ここはどうやら複雑な場所(土地)のようである。 【物語の見どころ】 プロローグではとても明るく、どんな物語なのだろうとワクワクしたが、一変という始まり方だ。物語は序盤は悲しい部分もあるが、段々と明るくなっていく展開。 本編は最愛の母を亡くすところから始まっていく。悲しみに暮れている暇もなく、ある屋敷に連れていかれる主人公。そこで、一五歳まで過ごすこととなる。しかも、専属メイドのサラと二人きり。 その中で、年数の使い方や話の流れがとても巧い物語であると感じた。勉強の内容は世界観の説明に繋がり、主人公と共にいろんなことを理解していく。そして閉じ込められている間、ずっと安全とは限らないのだ。ピンチに陥ることもあるし、強く逞しく成長していかねばならない。 辛い始まりだったこの物語は、段々明るくコミカルになっていく。とても面白い展開である。意外性の沢山詰まった物語だ。 果たして彼が”恩恵”で授かった”掃除機魔法”とは、一体どんな魔法なのだろうか? あなたもお手に取られてみませんか? ”こんな魔法は、見たことが無い!”というかたが多いのではないかと思います。独創的で、テンポのよい物語でもあります。それなのに、心理描写などがとても丁寧で読みやすく、分かりやすい作品。 彼がこれからどんな人生を歩んで行くのか、その目で是非確かめてみてくださいね!お奨めです。

5.0
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crazy's7

吸血鬼は陰陽師と踊る01 ~吸血鬼と鬼の末裔のコンビの妖怪退治の物語~

それは吸血鬼だから人間の敵というわけでもなく、妖怪だから絶対に倒さなければならないというわけでも無い世界の物語。

【物語は】 意味深なシーンから始まっていく。どんな場面なのか、そこにいるのが誰なのか分からぬままに。冒頭の部分が過去なのか、未来なのか、それとも物語の途中なのか。謎を残したまま、物語は始まっていく。 本編に入ると、この町に引っ越してきたばかりの主人公は、母からの買い物の途中、買い忘れがあることに気づく。仕方なくもう一度スーパーに向かうが、商店街のタイムセールに遭遇。 買い物ラッシュにより、人酔いしてしまった為、何とか狭い路地を見つけて逃げたが、そこである現場に出くわすのであった。 【世界観・舞台・物語の魅力】 主人公の反応をみていると、陰陽師がその辺にいても不思議に思うことが無く、驚くこともない世界観だということに気づく。そして吸血鬼が、人間の敵というわけではない世界なのだろうか。少し不思議な世界観である。 冒頭の光景は誰が見たものなのか、それは間もなく明かされていく。 この物語の面白いところは、”思い込みや言葉(物の名)のイメージ”が覆されるところにある。陰陽師が妖怪と戦っている場面を見て”陰陽師は妖怪と戦うもの”と思ってしまうが、主人公の心理描写により”彼が何故妖怪と戦っていたのか”という疑問を感じている部分が出てくる。つまり陰陽師が妖怪と戦うのは、当たり前ではないということだ。 この物語の中で吸血鬼である主人公は、普通の人間として生活を送っている。人間として、毎日をエンジョイしているのだ。その理由や経緯については作中で明かされる。 【登場人物の魅力】 主要人物は恐らく、二人。吸血鬼である主人公と、転校先のクラスメイトである陰陽師の彼。二人は性格が反対のように感じた。 主人公は過去に何かありそうではあるが、とても明るく人に好かれるタイプのようだ。見目も良く、素直で家族想いの印象。 それに対して陰陽師の彼の方は、少しクールでぶっきらぼうな印象を持つ。だが冷たいというわけではない。もしかしたら好んで人つきあいをするタイプではないのかもしれないし、不器用なだけなのかもしれない。 急激に仲が良くなるような会話を交わすわけではないが、なんとなく互いに信頼をしているように感じる部分がある。 それぞれ、能力が違い戦い方も違う。陰陽師の彼は(途中で、陰陽師ではないと否定する部分があるが)戦い方も読者の期待通り。とてもカッコいい。 話が進んでいくと更に二人の特徴が分かって来る。 主人公は面倒見が良いタイプであり、その一方、陰陽師の彼は自分の使命以外には無頓着。しかし反抗的というわけではなく優しい一面もあり、やはり不器用なのだという印象が強い。二人はとてもバランスが良いと組み合わせだと感じた。 他に面白いなと感じたところは、当たり前なのかもしれないが、吸血鬼や妖怪にも多様性があるというところ。力の差や考えかた、戦う理由など、それぞれ違うものだが、あえてそれを多様性としている(感じる)部分がとても素敵だなと感じた。 人間だけではなく現実にも、身近な所だとイヌやネコも性格は違うと聞く。そういった部分がナチュラルに描かれているところが、魅力の一つではないだろうか? 【物語の見どころ】 今まで接点のなかった二人がある出来事を期に、互いの素性を知る。主人公が転校してきたのは、運命だったのだろうか? 吸血鬼だから人間の敵というわけでもなく、妖怪だから絶対に倒さなければならないというわけでも無い世界。しかし、陰陽師も吸血鬼も存在して不思議ではない世界なのだ。 そこで主人公は初めての陰陽師に出逢い、陰陽師の彼は初めての吸血鬼に出逢う。彼らは、はじめは友好的には見えないのだが、出会ってたった二日で、自然と相棒のような関係になっていく。戦いを通して主人公の力が陰陽師の彼に認められ、信頼関係を築いているように感じた。 陰陽師の彼の目的が分かってくると、更に面白さが増す。彼には一体どんな秘密があるのだろうか。彼の追っている敵との関係は一体⁈ あなたもお手に取られてみませんか? 彼らは、目的を果たせるのかを是非、その目で、確かめてみてくださいね。 お奨めです。

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crazy's7

神々のガラクタ船 ーWater alchemist and the Worldtree’s landsー

主人公の一人ミーケの記憶に隠されたものとは? 少しづつ明かされていく謎と、真実。そして旅立ちの物語。

【物語は】 遠い昔に水が失われてしまった世界で、記憶を失ってしまったと思われるミーケという少年の境遇から始まる。彼が覚えているのは、水の豊かな地域に暮らしていただろうという記憶のみ。 それも、何処なのか定かではない。確かなのは、この世界において水が貴重であること。そしてこの物語には、水が深く関わっていること。 主人公たちはある日、自分たちの家に宇宙船がやって来ることを知る。その出会いが全ての始まりだったのだ。 【世界観・舞台・物語】 天然の水のない世界。地球が失われた後の世界のようである。 主人公は20年前に倒れていたところをリーザに助けられ、以来二人で暮らしていた。歴の感覚が地球とは違う為、初めは一部難しいと感じる部分もあるが、重要なのは彼らの目的であり、丁寧に説明がなされている為、段々に慣れていく。 ザラという人物から見えてくる”世界樹”について。 世界樹がどんなものなのか? この物語を理解するのに、一番重要な部分だと思われる。 ”世界樹という”言葉のイメージにより、少し世界観を理解するのが難しいかも知れないが、あらすじにイメージを確定する一文がある。 ”それはいくつもの星系国家の集まりであり、絡まり合う無数の枝のような知識ネットワークを共有している大コミュニティ”(引用) 作中には”世界樹"にも国家があり、経済というものもあり、時には、ある研究を行いたくても、財力の問題でそれを行えない科学者もいる”(引用)とある。つまりこの大コミュニティの名(総称)を”世界樹”というのだ。 主人公たちは”天然水”を巡り、その研究の為に運命的に引き寄せられたのではないだろうか。そしてその研究こそが、ミーケの失われた記憶に関係しているのではないだろうか? その部分に関しては、物語を読み進めると段々と分かって来る。 何故水が失われたのか。この物語には謎な部分があり、それが研究という形で明かされていく。事実や想定などを聞いているうちに、ゾッとすることなどもあり、いつの間にか主人公たちと共に話を聞いている気持ちになる。世界観が、研究報告に(レポート)より分かるというのは、とても面白いスタイルだと感じる。 【登場人物の魅力】 この物語は、両視点で進んでいくようだ。冒頭ではまだ分からないが、群像劇なのかもしれない。 恋愛に興味のなさそうなミーケと、複雑な心境のリーザ。この物語の中では、種族(出身)により考え方が違うようだ。 大事な話といわれたことを発端として、考え方の違いなどが語られていく。独特の世界観を持った物語だと感じる。 この物語は1-8までは、世界観や研究ミーケの記憶、リーザの想いなどについて描かれていく。ミーケの素性についての予想が立つまでは、リーザの複雑な心境についても語られておりハラハラしてしまう。この物語の世界観の中で面白いところは”世界樹”の人間というのは”恋愛感情”については疎いという所。つまり科学者であり、恋愛というものに感情が向かないという事だ。これは、恋愛以外に夢中になれるものがある人には、想像しやすい部分なのではないだろうか。”二人の関係がどうなっていくのか?”というところも、見どころの一つだと思う。 【物語に見どころ】 人によっては、序盤が少し難しいと感じるかもしれないが、読み進めるにつれて面白さを感じるタイプの物語である。 ”水”が重要なキーワード。世界観については、読み進めているうちに”なるほど”と理解することが出来る。 まずこの物語は、何らかの理由で水が失われ、地球(ジオ)も存在しない未来の話である。そして記憶のないミーケという、主人公の一人は二十年前、リーザという女性に倒れていたところを助けられる。 そこから一緒に生活しているうちに、互いがかけがえのない親友になるが、リーザの方は心に変化が表れ始めていた。 そんな時に、ある一人の研究者がやって来るのだ。このことを期に水についてのある説を知ることになる。 そして記憶のないミーケの”記憶”についてや、彼自身のことについて分かることが出てくる。つまり、物語はターニングポイントの日から始まっていくのである。 果たして、ミーケの記憶に隠されたこととは? ≪虚無を歩くもの≫とは? 少しづつ明かされていく謎と、真実。そして旅立ちの物語。 あなたもお手に取られてみませんか? この先彼らに一体、何が待ち受けているのだろうか? ぜひ、その目で確かめてみてくださいね。お奨めです。

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crazy's7

お困りごとは万屋部へ!

まるで万屋部の一員になったつもりで、彼らの日常を覗いてみませんか?

【物語は】 バレー部の依頼から始まる。ここで、この万屋部のシステムと主人公の性格が明かされ、同じくメンバーたちの雰囲気や性格なども見えてくる。依頼を受けた人だけが、ご褒美をもらえるシステム。そしていつも依頼があるとは限らない。では依頼がない時はどうなるのだろうか? いろんな疑問を抱きつつ、始まっていく万屋部の日常。 【世界観・舞台・物語の魅力】 舞台は学校であり、部活動。活動メンバーはそれぞれ個性的で、癖の強い人物もいる。常にたくさんの依頼があるわけではないようで、全くない日もある。ご褒美を巡って白熱することもあるし、ご褒美があるからこそ頑張れるときもあるようだ。 依頼は様々。雑用のような時もあれば、他の部活の助っ人を頼まれることもある。何もない日は、メンバー同士で交流を深めたりと、充実した部活動ライフを送っているように感じる。 時には部でのお母さん役に怒られることもあるが、和気あいあいとしており、メンバーの仲の良さが伺える。とても楽しそうな部活だなと感じた。 下の欄に、万屋部メンバーのプロフィールなどもあり。 【主人公や部活動のメンバーの魅力】 主人公は、気が弱い部分もあるが他人を気遣うことのできる優しい男子高校生。先輩たちに振り回され、戸惑うこともあるようだが、とても楽しそうに見える。 物語の中では、各人物の特技が明かされていく場面がある。これは、プロフィールの一つなのだろうかと思っていたのだが、読み進めると伏線であることに気づいたりする。つまり、何気ない日常の中の小さなエピソードが、後のエピソードに繋がっていたりするのだ。その場面になった時、ああなるほどと納得してしまうこともあるし、繋がりに驚くこともある。 そしてこのメンバーは甘いものが好きなのだろうか、と感じた。ご褒美は甘いもの系が占めている。ご褒美のイメージが甘いものなのかもしれない。 徐々に特技や趣向などが明かされていくので、回を重ねるごとに面白さが増していく。この物語は話ごと完結であり、サクッと読めるものの伏線によって繋がりを持たせている。 【物語の見どころ】 この物語は万屋部の日常を通し、メンバーたちを魅力的に描いた物語なのではないかと感じた。 依頼をこなすことで見えてくる個々の性格や個性や得意なこと。それによって更にエピソードが広がりを見せるのではないかと思う。万屋部というだけあり、依頼は多種多様。依頼のない日は、メンバ同士がゲームなどを通しコミュニケーションを取る様子や、苦手なことを補い合う様子などが見られる。とても仲がよく、言いたいことを言い合えるような仲間なのだとも感じた。 この物語は、人間模様を楽しむこともできる。もちろん、変わった依頼や、日常を覗いて楽しむこともできる。 あなたもお手に取られてみませんか? まるで万屋部の一員になったつもりで、彼らの日常を覗いてみませんか? 是非、お手に取られてみてくださいね。お奨めです。

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crazy's7

【まおホス!】魔王様のホストクラブ作り!……に振り回されて大変です!【表紙挿絵有】

魔王が打ち立てる、次なる経営戦略とは⁈ みんなに慕われている魔王が、魅力的な物語。

【物語は】 主人公が魔王に呼ばれ、ホストクラブを作ると宣言されるところから、展開していく。主人公はその計画の元、経理を任されることに。無茶ぶりの匂いがプンプン計画だが、その話の流れの中で魔王の素性が明らかになり、驚かされる。 主人公があたふたしているうちに魔王は手際よく話を進め、着々と準備をしていく流れ。果たして彼らは、無事にホストクラブのオープンに漕ぎつけるのだろうか? 【主人公を取り巻く人物たち】 まず、魔王がとても気さくであり、やり手という印象。無茶ぶりは過ぎるが、威張っているわけでもなく、臣下 (手下)たちにとても慕われているように感じた。魔王にとても魅力を感じる物語。 それもそのはず、彼は少し訳ありのようである。あらすじにも記載されているが彼は、”伝説のホストだった異世界からの転生者”なのである。ここで、ホストが異世界転生という斬新さに、更に驚くわけだが。 ホストクラブを作るにあたり、集められた臣下たち。彼らへの仕事の分配は、適材適所。魔王の手際の良さと、頭の回転の良さ。驚くことばかりだが、最初の客の集め方も、魔王ならではもの。この後、実際にプレオープンに招かれる客の様子を伺うことのできる場面がある。そこではやはり、魔王は慕われているのだと感じた。つまり見た目も含む魔王の人柄が、彼ら (彼女ら)に愛されているのではないだろうか。 【舞台・世界観・物語の魅力】 この物語は、ちょっと変わった人界征服もの。ホストクラブで、客に夢を見させようじゃないかというお金はかかりそうだが、恐らくとっても平和な物語だ。 魔族と人間というと一般的に敵対する物語が多い為、そのようなイメージを持ってしまう。しかし、この物語では協力し合う場面もある。イメージとして、一企業もしくは一事業として人界に進出するとイメージすると、物語の方向性が分かりやすいと思われる。 真面目に経営方針について語られていく部分は、とても興味深く、かと言って真面目一辺倒ではない。笑いがあちこちに散りばめられている。スピード感があり、とても読みやすい物語だ。ホストクラブに行ったことが無くとも、雰囲気を味わえるのも魅力なのではないだろうか。 どんなところに魔界要素があるのだろうか、とはじめは謎の部分であったが、意外なところに魔族の使う、魔法や固有の技、特技が役立てられているのではないだろうか。 魔王の戦略、淑女の戦い。 とても面白い心理戦も繰り広げられている。 【物語の見どころ】 この物語はタイトルにもあるように、ホストクラブを作るところから始まっていく。魔王の一声で始まったホストクラブ経営。しかし、あらすじにもある通り、経営するのはホストクラブだけにはとどまらない。 店やダンジョンなども経営し、人界を征服しようとする物語である。 そして、征服の仕方が力によるものではなく、頭を使うというところに面白味を持たせていると感じる。主人公は、”かつて魔王に拾われた魔族の孤児ニーナ”。彼女の心の中でのツッコミも、見どころの一つ。 個性豊かな魔王の臣下たちが登場し、そこに主人公の母たちなども客として加わっていく。全体的に笑いが含まれ、明るい印象。人界に進出するのは、三章からになりそうである。(タイトルから想像) 色んな要素が含まれ、とても面白い物語だと感じた。 あなたもお手に取られてみませんか? 魔王が打ち立てる、次なる経営戦略とは⁈ 行き当たりばったりなのか、計画的なのか、分からないところも魅力の一つ。 是非、読まれてみてくださいね。お奨めです。

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crazy's7

【第9章連載中】黒剣のアズリア〜『忌み子』と呼ばれ故郷を捨てた褐色赤髪の魔法戦士は魔法が使えない

あても無く世界に散らばる魔術文字を探索し継承する一人旅の物語

【物語は】 ある大陸の中央に位置する大陸最大の国の一角で、主人公が空腹を訴えているところから始まる。武装をしている国であるにも関わらず、どうやらこの辺は隣国との関係が穏やからしい。 主人公が何を目的に、王都に向かっているのか定かではないが、辿り着く前に彼女は限界を迎えた。そこへたまたま通りかかったのが、ある商人の馬車である。彼女はこの商人の良心によって助けられる。この時、彼女を助けてくれた人々の言動により、主人公が尋常ではない重さの武器を持ち歩いていることが、発覚するのだ。何故主人公は屈強な男が二人がかりでやっと持ち運べるような重さの武器を、軽々と扱えるのだろうか? 【世界観・舞台の魅力】 この物語の舞台は、”失われた魔術文字”が存在する世界。 主人公は”日に焼けたような褐色肌に、ルーンと呼ばれる失われた魔術文字を右眼に宿して産まれた”(あらすじより)その為、忌み子として扱われていた。 自分を助けてくれた商人の宅で主人公が夢に見たのは、遠い日の辛い記憶。うなされながら彼女は、目を覚ますのであった。 この夢の中で、忌み子という存在が、人からどんな目で見られるのか分かって来る。 そして助けてくれた商人と主人公の会話の中では、彼女が訳ありの一人旅だという事を知ることも出来る。 しかし彼女は7日もまともな食をしていなかったようで、彼の食事と言う言葉に心が奪われ、無心で食事をすることになる。ここで興味深いのは、魔物の肉を食べることが可能な世界であるという事だ。 その後主人公は、恩人より依頼を受けることになる。それというのも彼女は、お金を所持していないからである。 この物語は、彼女の心情や独り言、会話などによって世界観がわかって来るため、とても分かりやすく読みやすい。主人公の持っていた武器の出所を通して、彼女が何処から来たのか、その武器がどのようなものなのかなどもわかって来る。 そして、これから倒しに行く魔物の特性が、とても興味深い。細部まで設定がしっかりしており、想像しやすい物語である。設定の補足などもあり、親切。 【主人公と物語の魅力】 この物語は一気に世界観が説明されていくわけではない。徐々に明かされていく為、とても分かりやすい上に、なるほどとなる部分も多い。説明が必要になると明かされるので、好奇心を刺激されるのだ。 例えば、主人公の旅の理由は依頼で魔物のと戦うさなかに。その魔術文字の能力の解説と共に明かされていく。繋がりがあるから理解しやすい。構成や展開がとても巧いと感じる。 彼女は身体の一部に宿った魔術文字の力により、尋常ではない身体能力を発揮することが出来る。この物語では力を使うことにより、代償が産まれている。そのバランスがとても面白い。どんな代償があるのかは、本編にて。 そして旅の目的が明確な為、物語に厚みを出していると言える。 主人公は忌み子と差別されていたため、故郷では協力者がいなかった。自分の力の分析も独学。彼女が自分の運命を受け入れ、それをプラスにしようとする努力家であることが分かる。例えその発端が差別などにより、故郷に嫌気が差したからであっても。 【物語の見どころ】 この物語は舞台設定、世界観がしっかりしており、どんな世界で主人公が暮らしているのかが分かりやすい。そして彼女の旅の目的や、そこで暮らす人達のことも想像しやすい。設定が細かいのだが、流れが巧いため読みやすく、すんなり入って来るところが魅力である。 その中で設定が充分活かされているところが、物語の見どころの一つなのではないだろうか。 オリジナル設定である”魔術文字”をたまたま身体の一部に宿してしまった為に、普通の暮らしが出来ない主人公。他の人と同様に扱ってもらえない。幼少の頃にはとても辛く寂しい思いもしただろう。 そんな彼女が16歳になり、”あても無く世界に散らばる魔術文字を探索し継承する一人旅の物語”だ(あらすじより引用)。 旅の中で彼女は恐らく沢山の人と関わり、信頼関係を築いてきたに違いない。それが短期間の関わり合いだったとしても。 7年も旅を続けながら、戦い方も独学。そう、彼女は既に7年も旅をしているのだ。つまり7年目にして、彼女にターニングポイントが訪れたのではないだろうかと想像する。 あなたもお手に取られてみませんか? 旅に出るきっかけは”忌み子”として扱われ、故郷がイヤになったからかも知れない。しかし逞しく生き、旅をする彼女には強い生命力を感じ、これからどんなことに遭遇するのだろうかという、期待感とワクワク感があります。 是非、彼女の行く末をその目で確かめてみてくださいね。お奨めです。

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crazy's7

神と悪魔の世界で生きる。

主人公は果たして、両親を探し出すことはできるのだろうか?

【物語は】 世界の成り立ちから語られていく。この世界の南に位置する、ある村が最初の舞台。そこで主人公と、幼馴染みの戦闘風景を見ることが出来る。二人は互角の存在であり、切磋琢磨し互いを刺激し合う良い関係である。 ほどなくして彼らの暮らす村に、魔獣が襲来する。この世界で人々を脅かす存在、それが魔獣のようだ。魔獣がどんな生き物なのかは、ここで分かって来る。そして主人公が人とは少し変わった行動をすることも。 徐々に明かされていく物語の世界観。果たして主人公はどんな風に、出生の真実を知ることになるのであろうか? 【助け合う村の人々と主人公たち】 人間の敵である魔獣について、研究がなされていない。それというのも、研究するにはそれなりの施設や人材が必要だが、世界中に魔獣が蔓延っており、町や村間を人が簡単に行き来できるような状況ではない。そのため、研究が行える状況でないというのが大きな理由の一つなのではないだろうか。そういった事情からも魔獣については、真意の定かでない噂が流れているようだ。 村に魔獣が襲撃すると、戦闘中に主人公の行動の意味が明らかになる。それと同時に明かされる彼の特殊能力。この時、村での戦いの中で分かることは、主人公の特殊能力は村を守るためには必要であり、村の兵たちにも認知されて受け入れられているということ。 この後、主人公は父から自分たちが暮らす村に過去に起きたことや、自分の出生のことを聞くこととなる。主人公は自身の出生にまつわることで、一旦は塞いでしまう。 だかそんな彼に、道を指示したのは親友である。主人公は彼の言葉により、自分が何を望んでいるのか気づかされる。この世界は、魔獣が蔓延りとても危険である。主人公が選んだ道は決して楽ではない。 それでも彼には望みがある。知りたいことがあったのだ。彼の決意は固く、それに幼馴染みたちは協力を申し出る。 かくして主人公は、人々が助け合って生きてきた村から自分の目的の為に、幼馴染みたちと旅立つこととなるのだ。 【世界観や物語の魅力】 魔獣には原種となる生き物がいるため、原種となる動物の進化系や突然変異ではないかと言われている。しかしある時、村の人を含む主人公たちは、なんとも形容しがたい魔獣に遭遇する。この部分は恐らく大切な場面であり、なにかの伏線なのではないかと想像する。 魔獣は何故産まれたのか? どうやって産まれたのか? それは、いづれ明かされる謎だと思う。 主人公たちは彼の出生の秘密を知ったことをきっかけにし、ある目的を持った。それを叶えるため初めて村の外へ出る。 今までは、村の人間たちが協力して互いを魔獣から守ってきた。だからこそ、多少の無理も出来たのではないだろうか? 三人で村を出た彼らには、頼る相手が互いしかいない状況。自分たちの村以外、どこに集落があるかさえ分からない。確かに強い主人公たちではあるが、恐らく自分たちが、今までどれだけ村の人々と助け合い、守られてきたか理解する機会も訪れるのでは? この物語は彼らが旅を通し、成長していく物語ではないだろうかと感じた。 【物語のみどころ】 この物語は”神と悪魔”の世界で生きる者たちを描いた物語ではないかと思う。しかし、まだはっきりと神と悪魔が何を指しているのか分かっていない。主人公たちはまだ若いこともあり、無鉄砲なところが無いとは言い切れない。 その中で主人公は、思慮深い印象だ。言いたいことを簡単に言えない人物だとも感じている。それは弱い部分を見せたくない気持ちや、心配をかけたくないという想いもあるだろう。だがそれは先のことまで考えているからとも、言えるのではないだろうか? 旅立つまではこの世界が、どんな世界なのか、主人公がどんな境遇でどんな暮らしをしてきたのかを知るためのものだと感じる。 つまり旅立ちからが、この物語の真のスタートなのではないかと思う。 あなたもお手に取られてみませんか? 主人公は果たして、両親を探し出すことはできるのだろうか? その目で確かめてみてくださいね。お奨めです。

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crazy's7

グリーゼ581、聞こえますか?

あなたなら物語のその先を、どんな風に想像をしますか?

【物語は】 主人公があるレストランにて、聞きたくない言葉を耳にしてしまうところから始まる。主人公は、宇宙人の存在を信じているが、信じている人は少ないようだ。それでも、いないとは言い切れないので、調べるのだろう。 そして、主人公にとって念願のその時は来たのだった。 【良いところ】 この物語は、自分がどの位置にいるかで変わって来る。いろいろ伏線はあるものの、どっちかなと考えさせられる点が良いところ。 読んで楽しむものであり、内容には触れない方が読者の為である。 (あれ?) ネタバレになってしまうので、ここはこの辺で。 【物語のその先】 この物語の先を想像してみたい。 ”約20光年ほど離れた恒星系からの通信波をついに捉えたのだ。”あらすじにある通り、捉えてしまったわけである。さて、ここでどうするか? 1 返信してみる。 それも良いと思う。通信して相手と意志の疎通ができるなら、仲良くなれるかも知れない。 2 とりあえず、相手の星へ行ってみる。 これはおススメしない。敵が攻めてきた!と戦争になりかねない。 だが、大抵2になる気がする。今まで映画をいろいろ見てきたが、何故かちゃんと通信せずに行きたがるのだ。宇宙に存在する生命とは好奇心の塊なのかもしれない。というわけで、自分なら1を選びます。 2を予想して置いて、1という。(ツッコまれそうだが) 面白いので、読まれてみてくださいね。 おススメです。

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crazy's7

ブリッツ ~血(オイル)を求めるヴァンパイアを倒すもの~

ある出会いにより明らかになっていく事件の真相。主人公はどう決着をつけるのだろうか?

【物語は】 夢の中であるお告げを受けた男が、サーキットを作るところから始まる。それは出来上がるまでに数年を要した。このサーキットは本編にどう関わってくるのだろうか? 本編が始まると、この物語の重要人物の一人が登場。彼女は主人公の、この先の人生に影響を与えると思われる。 そしてもう一つ、彼の人生に影響を与えた出来事。それは父の再婚。このことにより、彼は愛車を手放すこととなる。自ら選択したこととは言え、身を切る様な想いだったろうと想像がつく。 大切なものを失った彼に、この後どんな運命が待ち受けているのだろうか。 【物語の魅力】 主人公の現在の状況よりも前から、物語は始まっている。それにより、これからどんなことが起きるのだろうか、という読者の好奇心を刺激する。 本編から主人公の視点となるまでの間に、別の人物から彼の過去の一部が明かされていく。少しづつ、主人公がどんな人物なのか分かっていく流れである。 主人公には、父の再婚相手との間に何かトラブルがあったことも明かされている。そしてこの再婚こそが、主人公が愛してやまないものへの決別と繋がる。 父の幸せを祈り選択したが、パーツをばらし、ノーマルに戻しから手放すという手間をかける行為は、情熱を諦めきれていないとも受け取れる。それが例え、自分では気づいていない潜在意識や深層心理であったとしても。 恐らくその気持ちがあったからこそ、ブランクがあってもレースに戻ることが出来たのではないだろうかと想像する。(熱が冷めてしまっては、戻るのが難しいと想像する) だがこれは、物語の始まりでしかない。ある女性、そして車との出会いが真のターニングポイントなのではないだろうかと感じた。 【登場人物の魅力】 主人公は、車やレース以外に興味を持っていないようだ。その事が後に、面白さもプラスしていく。レースに情熱をかけていた彼は、父の再婚を知り大切なモノを手放す。父の再婚相手が、以前トラブルのあった相手でなかったとしても、彼は父の幸せを願ったのではないだろうか。それと家の間取りや広さからして何人で暮らすには手狭だ。主人公が家を出ることになるという選択肢は、どの道変わらないと思った。 彼の父は、主人公が大切なモノを手放したことにより、罪悪感を抱えているように感じる。事情を知らない父はがそうなるのも無理はない。しかし子は遅かれ早かれ、いずれは旅立つものだ。この関係や状況は、変えられないの運命なのかも知れない。 主人公が、愛車を手放した後。 彼を頼り現れる人物には謎が多い。 彼女についてはゆっくりと明かされていくのだろうと思われる。 【物語の見どころ】 事情により一度愛車を手放し、再び車を手に入れてレースに出るところからが真の始まりなのではないだろうか。 主人公がレースから身を引いた後、レースには良くない噂が流れているという。それについて詳しく知るのは、ある女性がチューニングの依頼にやって来た後のこととなる。彼女との出会いは、主人公に何をもたらすのだろうか? 彼女の車をチューニングすると決めてから、詳しく知ったある事件の内容。 それは”レースにでた顧客の車が大破して持ち込まれた”その経緯についてである。その事により事態は変わる。何故なら主人公は、”かつて自分が倒した相手が挑発している”ことに気づくからだ。だがそのことに憤りを感じても、今の自分にはどうすることも出来ない。主人公は、どうやって道を切り開いていくのだろうか? あなたも是非、お手に取られてみませんか? 主人公はどうやってこの事件に決着をつけるのだろうか。 その目で確かめてみてくださいね。おススメです。

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crazy's7

ドーナツ穴から虫食い穴を通って魔人はやってくる

生半可な話ではない。必死に生き抜き、世界を変えようとする者たちの物語。

【物語は】 ある上位の王室付学術士の老人が、主人公を起こすところから始まっていく。 何かにうなされていたのか、”憎悪のこもった咆哮が荒野に響く”(作中の文を引用)とあることから、よほど悪い夢を見たのだと思われる。ここで老人は、近くの天幕で眠る王女が、今の咆哮によって目覚めてしまわないかを、案じていた。老人は汗の凄い彼に水などを勧めつつ、寝ぼけている彼に現状を説明。彼とやりとりの最中、案じていたことが起こってしまうのであった。 注*群像劇は全員が主人公という場合がある。レビュー上、初めての方にも、分かりやすく(伝わりやすく)するためにユゼフを主人公と記載しています。 【物語の魅力】 主人公(ユゼフ)と王女がどのような人物なのか、会話や話の流れなどによって分かっていく。 三話まで行くと舞台となる大陸のイラストが、添えられている。タイトルだけでは分らなかった”ドーナツ穴”。ドーナツが大陸の形であることが分かると、タイトルの意味が明確になって来る。 この物語には、古代の長さの単位が使われている。世界観を大切にするために、古代の単位が使われているのではないかと想像した。 その後、建国について詳しく説明がなされたり、一話に登場した”壁”について描かれていく。この作品は、しっかりとした土台を築き、自分の中に創造した世界を表現しているところが印象的だ。 この物語の中で”壁”がとても重要なものであり、オリジナル要素であることが分かる。ここに詳しく書くことは出来ないが、意外性の詰まったものであることは間違いない。この壁が果たして物語にどのように影響を及ぼしていくのか、とても興味深い。 【登場人物の魅力】 この物語は群像劇である。群像劇には二種のタイプがある。 この作品は各視点(登場人物)により、色んな角度から物語について描かれ、謎部分も明かされていくスタイルなのではないだろうか。 その中で、各登場人物にどんな役割分担があるのか。 これが直接、登場人物の魅力に繋がっていると感じた。特にそれを強く感じたのは、この国について良く知っている人物の視点で、世界観が描かれていくところ。必然性で物語が作られているのだと感じた部分でもある。 この作品は、生易しい物語ではない。かなり壮絶であると感じた。 主人公が王女を守る理由。彼女を守るために犠牲にしていくもの。王家に仕えるものが賭けるもの。 それぞれに使命があり、仮に虐げられていたとしても、それが全うすべき自分の人生であり運命である。 ある者は性を失い、ある者は辱めに耐え、ある者は命をかける。 生半可ではなく、それぞれが人生を賭けたヒューマンドラマだと感じた。 【物語の見どころ】 まず舞台や世界観に対する拘りが凄い。単位、王家のシステム。この中には古代の単位、宦官などが含まれる。宦官とは、男性の仕える相手が女性の場合、去勢をするという事。 オリジナル要素の”壁”についても細かく設定がなされており、分かりやすく説明されている。それがどのように物語に影響を及ぼしていくのかも、見どころの一つ。 主人公にとって守るべき王女が、人として尊敬に値しない。そこから産まれていく心理も、見どころだ。主人公はこの王女に忠義があって守ろうとしているわけではない。 彼はとても正直者であり、自分を曲げられない部分がある。それは周りから見れば、世渡りが下手に見えるだろう。しかし彼には、曲げられないからこそなし得ることがある。 そしてあらすじにも書かれている、”世界を変えたい! 若者達の強い想いが国を変えていく。虐げられていた亜人種が国を取り戻すために立ち上がる物語。”(あらすじより引用)ここが最大の見どころだ。 是非、あなたもお手に取られてみませんか? 過酷で壮絶な舞台、そこで必死に道を切り開こうとする彼らの物語を。 おススメです。

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crazy's7

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