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小説家になろうファンタジー連載:286話完結

無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

基本的な読感としては普通の転生物……なんですが、良くも悪くもさっぱりした作品が多いなろう作品の中でも、この作品はかなりこってり味です。 ストーリー展開もテンプレと見せかけて予想外の事態が頻出するので引き付けられます。 このテンプレの崩し方が本当に上手くて、読んでいて全く飽きません。 描写もしっかり刻み付けてくれるので、心に残る場面がいくつもあります。 何より好きなのは主人公ルーデウスの精神性が成長しつつも、一貫して「変態」であり続るという点です。 ルーデウスの家族や恋人を想う心の強さ。それでもやっぱり「変態」であるという奇妙な痛快さはこの作品ならではの楽しさだと思います。

5.0
  • 作品更新日:2015/4/3
  • 投稿日:2021/7/23
小説家になろうSF連載:36話完結

ふんどしエルフのコスモノート

最初はタイトルもあらすじも1話も「どういう事なの!?」となりました。 意味が分からないままに、ツッコミ不在のまま荒唐無稽が荒唐無稽で上塗りされて行きます。 それでも勢いのままに読み進めていると、類まれなる言語センスで繰り出されるエグめの下ネタとバイオレンスに、不思議な凄みと説得力を感じるようになって来ます。 それからは一気にハマってしまいました。 ジェットコースターのように繰り出されるエキセントリックな世界観や展開の連続は、まるでB級映画会社に打ち出の小槌を与えてしまったかのようです。 それでいて実はプロットがものすごくしっかりしているんです。純愛で、ハードボイルドで、スペースオペラで、熱くて、コアラとエクストラバージンが可愛くて、荒唐無稽なのにしっかり感情を揺り動かされてしまいます。一口で二度おいしいです。 間違いなく人を選ぶ作品ですが、ハマる人はとことんハマってしまうと思います。

5.0
  • 作品更新日:2021/2/9
  • 投稿日:2021/7/10
小説家になろう純文学短編完結

地球はカルボナーラだった

新興宗教の教義を信じ込まされ、虐められる少女。 作品を取り巻く哀しい雰囲気と対照的に、ただただそこに転がる不条理とユーモア。 文芸短編ならではの美しさとシュールさが印象的です。 作者の方は「余命3000文字」というタイトルで短編集が書籍化もされた、なろうで指折りの文芸作家、村崎羯諦さんです。 村崎羯諦さんの作品は素晴らしい作品ばかりですが、特にこの作品は一押しです。

5.0
  • 作品更新日:2020/12/11
  • 投稿日:2021/7/10
小説家になろうファンタジー連載:37話完結

世界で一番変な勇者

パンツ一丁の変人主人公が異世界転移して、塩対応だけどたまにデレる少女と冒険するお話。 怒涛の下ネタと古めのギャグマンガのノリがとにかく楽しくて、いい意味で噛み合っていない会話劇もハイセンスです。 頭空っぽにして笑いたい方にお勧めの一作です。

5.0
  • 作品更新日:2014/6/7
  • 投稿日:2021/7/12
小説家になろうコメディ短編完結

大根ですが、おでんパーティから追放されました。パーティの野菜成分を俺が一手に担っていたんだが、大丈夫かな

タイトル通り、おでんパーティを追放された大根が主役の3000字に満たない短編作品です。 こういったパロディ作品は冷笑的で下品になってしまう事が多々あるのですが、この作品はネタ元に非常に真摯に向き合っており、何より理解が深い。 おでんや野菜という設定をしっかり生かしながら、追放もののツボを押さえた美しい流れはパロディのお手本のようで、爆笑しながらも知識欲も満たされて感心しきりでした。

5.0
  • 作品更新日:2021/2/25
  • 投稿日:2021/7/11
小説家になろうファンタジー連載:411話完結

猫《キャット》と呼ばれた男 【書籍化】

以前月間ランキング上位を眺めていたら、珍しく短文タイトルのこちらの作品がランクインしており、気になって読んでみました。 どこか児童文学を思わせるような真に迫る描写と、スキルやステータスといったなろう的設定が上手く融合したファンタジー作品です。 主人公は猫の様な瞳を持ち、飄々としながらもやるときはしっかりやる冒険者。 リアルな中世チックな雰囲気も随所に忍ばされており、ワクワク感だけでなく深みもじっくりと味わえる素晴らしい作品です。 主人公であるマートの職業が斥候というのも、縁の下の力持ちといった感じで読んでいて楽しいです。

5.0
  • 作品更新日:2022/7/7
  • 投稿日:2021/7/17
小説家になろうコメディ連載:68話

コムチャン森の住人たち

コムチャン森の住人たちは、皆どこか身勝手で、薄暗くて、どこか芯があったりします。 そうやって意味も無く描かれていくむき出しの天然野生が、暖かかかったり残酷だったりする不条理と交錯して行きます。 そして時には、自然の美しさがただただ輝く眩しい一瞬もあります。 あらすじにも書かれている通り、一話完結でどこから読んでも意味はありません。 ですがきっと、読む人の心に何か残してくれる風景がこの森には広がっている事でしょう。

5.0
  • 作品更新日:2022/11/6
  • 投稿日:2021/7/10
小説家になろう恋愛連載:201話

【連載二周年】にいづましょうぎ──将棋盤の中心で愛を叫ぶ──

将棋にはまって冷たくなった夫に少しでも近づく為、新妻が健気に将棋を勉強するという月9のドラマでありそうなお話……と思ったら、繰り出されるラノベチックな設定や展開の数々。 勢いのままにエキセントリックなキャラクターがかき乱して来たり、少年漫画のような熱さがあったり、ホロリと来る展開があったり……と思ったらやっぱりラブラブしたりと、感情をとにかく揺さぶられます。 まるで戦型や局面によって様々に味わいを変える将棋の対局のように、様々な面白さが詰め込まれながらも互いに引き立て合っている素晴らしい作品です。 文体も読みやすく、対局の展開も雰囲気で楽しめるように考えられているので、将棋に詳しくない方にもおすすめです。

5.0
  • 作品更新日:2023/7/25
  • 投稿日:2021/7/10