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カクヨムその他連載:37話完結

秋葉原独立戦線~僕がオタクになった理由~

東京には詳しくない田舎者ですが、今の東京の都市の中でも秋葉原の存在感は抜けてると思うんです。内需拡大のためのエネルギーがあふれてますし。今の秋葉原がある以上、日本という国は安泰だな、と言えるくらい。(注:このレビューを書いた時点での話です) ところが今作ではその秋葉原が独立します。東京からじゃないです。日本国からの「国」としての独立です。「山手線はどうなっちゃうの?」という疑問はさておき、外壁で領土を囲い、武装し、独自通貨を発行し、日本国と決別するのです。 中国と台湾の関係などを引き合いに出すまでもなく、現在でも国権を認める認めないで関係が冷え切った地域は世界中のいたるところにありますが、このアキバ国はシーランドなんかよりも立派に国家しています。世界にコンテンツを発信し、存在意義を示しています。 そんなアキバ国を解体すべくテロリストとして内部に潜入し、様々な工作活動に従事する主人公ですが、予想通りというかなんというか、しっかりアキバの文化に洗脳されます。気持ちとは裏腹に身体は求めてしまう、そんな感じでずるずると…… ※この作品を読んだとき、私自身、「将来的に秋葉原近辺に勤めることになるのではないか?」なぜかそんな予感がありました。その予感は現実のものとなります(その筋の業界でも潜入エージェントでもないですが)。 その一方で、外れた予感もありました。日常となった秋葉原はコロナ禍のせいか、以前とは違う、かなりおとなしめな街になっていました。毎日いるからわからないだけなのかもしれませんが、かつてのようなインパクトを感じなくなったのです。残念に思いつつ、ふと思い出したのがこの作品でした。 (……いや、違うな。今朝もやしを食べたからだ)

4.0
  • 作品更新日:2022/3/14
  • 投稿日:2021/7/13
カクヨム恋愛連載:41話完結

エリート変人と麗しき変人の奇妙な契約

作者は変態さんです。 フィクションを書く以上、想像力を駆使することは当然ではありますが、それだけでは限界があります。読者にリアリティを嗅ぎとらせられる文章に仕上げるためにはやはりそれなりの実体験がなければ書けないものです。 前置きはさておき、ですが、私はノーマルな部類に入る人間で、BLものは苦手と言いますか、これまであまり読んだことがなかったんですね。なんだか想像するだけで背筋が寒くなる思いをするというか、ケツの穴がキュってなるというか……。 そんな私が最後まで目を離さず、クリスマスにラストを見届けようとしてしまったのが今作です。本当の事を言ってしまえばやはり、要所で背筋が凍りつきましたし、そのあとトイレにも行きましたけど、それでもやはりこれは最後まで読まねばならない、そんな強い気持ちにさせられるお話でした。登場人物のベクトルがいろいろな方向を向いているのですが、それぞれに味があるんですよね(ちなみに私は野田さんが好きでした)。 私同様ノーマルな皆さんも、この「未知の世界」を是非、覗いてみてください。

4.5
  • 作品更新日:2018/8/14
  • 投稿日:2021/7/13
カクヨムSF連載:42話完結

千年王国978年目、崩壊の前兆と愛について

かわいい悪魔と厳しい天使たちが紡ぐ、とっても残酷なお話です。 ……すみません、大嘘です。めちゃめちゃ深い話です。 登場するキャラクターの多くがセックスします。 これは困ります。性別を超えてセックスしまくるのです。 人間じゃなくても、身体がなくてもするんです。 テーマは「愛」。とても困ります。マジで神様ってなんなんですかね。 唯一神の世界って、突き詰めて考えたらこんな感じなの? 確かに「道徳」ってのは人間が産まれる前からあったわけじゃないけどさ。 天使も悪魔も完璧な存在のはずなのにみんな悩みまくって、暴れて、セックスする。 中にはセックスしない存在もいます。でもたいていします。 そして、この書には全てがある。 幸せとは何か? 体とは心とは、異性とは自分とは何か? 美とは智とは魂とはなんなのか? なぜ私は嫉妬し、何をもって誘惑にかられ、どんな存在に無償の愛を注ぐのか? 自由とは? 運命とは? 完全とは? 最後の章までたどり着いたとき、あなたは世界を形成する理を俯瞰してみることができるようになっていることでしょう。 そして最終話。この『神聖なる悪魔の書(かわいい)』を手にして良かったと思うはずです。きっと。

5.0
  • 作品更新日:2017/12/27
  • 投稿日:2021/7/14
カクヨムファンタジー連載:304話

最後にして偶然の剣聖

そう書くと男臭く感じるかもしれませんが、主人公は、シュッとしたイケメン。 長期連載ものですが、章ごとに区切られているので好きな時に好きなところから読める安心設計です。 (床屋の本棚に置かれたゴルゴ13みたいですが) おすすめポイントは3つ。 ①とにかくカッコいい 主人公はタイトル通り「剣聖」として、異形を相手に闘うのですが、その彼がまさに「男が惚れる男」なんです。イメージ的には冴羽獠。ある程度歳食ってるはずなのにオヤジ臭さがない(笑)。 ②アクションシーンの描写が絶妙 クセがないのでイメージしやすく、しっかり絵が思い浮かぶ。その上でスピード感、テンポが殺されていない。この二つを両立させるのは実はかなり難易度が高いのですが、やり切っています。特に「描写バランスが素晴らしい」んです。個人的には「事前のタメがしっかりある」ことも躍動感を際立たせるポイントなのかなと思っています。 ③悪役を含めた世界観の奥深さ 完結していないため全貌が見えていないのですが、現時点ですでに相関図が凄いことになってます。黒幕にたどり着くまではまだ時間がかかりそうですが、登場人物それぞれに強烈な個性があるので、毎回しっかり楽しめます。 ゴルゴとかコブラ、シティハンターが好きな方には自信を持ってお勧めできる一作です。

5.0
  • 作品更新日:2020/6/28
  • 投稿日:2021/7/17
カクヨムその他連載:125話完結

聖剣ダンジョン~君は勇者になれるか~

ストーリーを楽しむ作品ではないので評価は割愛。 じゃあ何を楽しむのか?というと、ゲームブックなのでゲームですが、これがまた激ムズ! 短編程度の文字数しかないのにメチャクチャ死にまくる。その理不尽さがなぜか面白い。気がついたら「まだ見ぬバッドエンドを探す旅」になってたりする。 なんというか、裏をかかれまくるんですよね。今は先人の残したコメントを頼りにできるので少しは楽になってますが、それでも死にまくって「意地でもクリアしてやる!」と熱くなってしまうこと間違いなしです。 さあ、次の犠牲者は誰だ?

  • 作品更新日:2018/5/14
  • 投稿日:2021/7/17
カクヨムその他連載:23話完結

モグラの穴

全ての帰国子女がこうだというわけではありませんが、思春期を迎えた彼らの多くが本帰国後に直面する壁、そして葛藤がまざまざと描かれています。もちろんそれだけではありませんが、同じ立場の子を持つ親として、心に響くものがありました。海外での生活が長い子ほど、帰国子女の受け入れ態勢が十分な学校に入学させるべきだと私も痛感したので。 確かに海外滞在経験の無い多くの日本人にとっては、彼らの悩み(の本質)を理解することは難しいのかもしれません。実際、親である私も甘く見ていたところがありました。だからこそ、「帰国子女には彼らなりの悩みがある」ということを知ってほしいからこそ、多くの方に読んでいただきたいと思う作品です。

4.0
  • 作品更新日:2020/8/3
  • 投稿日:2021/7/18
カクヨム恋愛連載:2話完結

可憐なエルフ少女は、きょうもカウンターで寿司をにぎる

「人はなぜ寿司を握るのか?」「そこにネタが有るからさ……」作中にはそんな問答は無いのですが、もちろん握る理由はありまして。。。1話目からアンニュイな表情で頑張っている健気なエルフ娘が寿司を握っている様子がまざまざと描かれます。 そしてそこはやはり女性……

5.0
  • 作品更新日:2017/1/27
  • 投稿日:2021/11/3
カクヨムその他短編完結

時奪いの魔女とあなたの話

敢えて感想は控えます。ネタバレになるので。 ですが多くの方に読んでいただきたい、その気持ちに嘘はないです。 このレビューを見て読まれた方もきっと、同じ感情を抱くことと思います。 そしてきっと、ほかの人に勧める事になる。 「『時奪いの魔女とあなたの話?』ああ、あれは良いね。まだ読んでないのであればすぐに読むべきだ。なあに、五分くらいで読めるからね。絶対最後まで読むんだよ」

5.0
  • 作品更新日:2020/10/2
  • 投稿日:2021/7/17
カクヨムホラー連載:62話完結

『蝶と華の契り』

私がカクヨムに来た頃に読んで強く印象に残った作品。3回読み直したのはこれが初めてかもしれません。序盤からぐいぐい引き込まれ、最後のメッセージに辿りつくまでノンストップでした。 ホラー(伝奇)小説ですが、現代ファンタジーでも十分勝負できる内容です。 是非多くの人に読んでもらいたい! そして感情を共有したい!

5.0
  • 作品更新日:2016/3/30
  • 投稿日:2021/7/11