そして全てが首になる~血戦・姫騎士ゾンビVSサムライオーク~
ありありと映像が目に浮かぶ作品でした。 残虐非道な物語背景ですが、だからこその迫力を凄まじい描写力で表現されています。 いつの間にやら臨場感に圧倒され、固唾を飲みながら勝負の行く末を見届けようと文字を追っていました。 ラストの余韻も素晴らしいです。ぜひご一読を。
- 作品更新日:2019/5/13
- 投稿日:2021/9/21
闇の足音
昔、書店で一目惚れした時代小説短編集を小遣いで購入したことがあります。その1作目を読んだ時の感動を思い出しました。 ラストシーン、タイトルの「闇の足音」がヒタヒタと聞こえてくるような余韻があります。 暗いストーリーですが、転げ落ちるさなかにも人情の温もりや並々ならぬ信念がありありと伝わってくる硬派な情熱と芯を持った文章でした。 ネット小説ではこういったものは評価されにくい傾向にありますが、だからこそ、ネットでこの作品に出逢えたことを嬉しく思います。
- 作品更新日:2017/4/17
- 投稿日:2021/9/24
よごれた音色
姉への常軌を逸した偏愛により、自身に敬愛を向ける少女を傷つけ、自分自身も破滅に至った主人公。 身を滅ぼすまでに強烈な「感情」が、ひしひしと伝わってくる迫力のある文章でした。 ぜひご一読を。
- 作品更新日:2020/9/10
- 投稿日:2021/9/23
エスパーチョンカ!
この作品の何が素晴らしいかと言うと、数々の個性的なキャラクターがこれでもかと言うほど我を通して出てくることです。 基本的に彼らは自由で、自分たちが異端であろうと己を曲げようとしません。それが清々しくもあり、気持ち悪くもあります。気持ち悪いとか言っていますが、褒めています。 変態たちにはそれぞれ異常と呼べるほどのこだわりがあり、彼らは至って真剣です。たとえ周りから引かれようが理解されなかろうが、自分らしく、自由に羽ばたこうとする彼らの生き様は輝いて見えます。気持ち悪いなぁ……と思いつつ、元気と笑いをもらうことができます。気持ち悪いけど……(※褒めています)。 キャラ立ちが凄まじいのも魅力ですが、何より文章の読みやすさが素晴らしいです。スラスラと頭に入ってくる、西京先生の紳士的な語り口。個人的にこの語り口とテンションがとても癖になります。やっていること、言っていることは本当にゲスの極みなのですが、笑いながら次の展開を楽しみにさせる魔力……超能力?を秘めています(※何度も言いますが、褒めています)。 何はともあれ、チョンカちゃんと変態たちの物語をこれからも見守りたいと思います! 素敵な作品なので、皆様もぜひ一読を!
- 作品更新日:2020/11/30
- 投稿日:2021/9/21