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カクヨム恋愛連載:9話完結

きみとはじまるゼロ・ラウンド

恐がりすぎて、臆病すぎて、ナキムシすぎる。 でもそれがたまらなく愛らしくって、可愛がりたくなってしまう。 そんなアイリーンもといリリは、小さくて脆そうな白いたぬきちゃん。 優しく差し伸べられた手にすらなかなか信じることができず、恐々と窺うような視線がまた切なくて印象的でした。 寄り添おうにも爪を立てられ泣きじゃくられて……それでもそっと微笑むリーバくんの献身さがあるから、二人はこれからも優しく隣に並んで前へ進めるよね! 可愛い二人の小さなはじめての物語──まさにそう、ゼロ・ラウンド。

5.0
  • 作品更新日:2018/8/25
  • 投稿日:2021/8/6
カクヨムミステリー連載:10話完結非公開

引きこもり探偵

探偵に「事件が起きるから外出しないで」とはミステリーに於いて本末転倒であり、しかし最も理にかなっていると言える。 当作品はそんな『メタ』的な事象の詰め合わせであり、しかしきちんと『探偵小説』なのである。 頭を悩ませうんうん唸ることに疲れていませんか? 当作品はそんなお疲れをそっと癒す効果もあるみたいです。 チョコバットかビックリマンチョコを傍に持ってきて、ね、じゃあ文時先生のところへお邪魔してみませんか? 素敵な回文も待っていますし。ね。

5.0
  • 作品更新日:2023/6/21
  • 投稿日:2021/8/6
カクヨム恋愛連載:60話完結

世界で一番あなたがきらい

印象的なのは、登場人物たちの瞳の輝き。 目論みも、羨望も、怨念も、希望も愛も、彼らのまなざしは刺すように美しい。 本性を隠し『敵陣』に潜む騎士となる彼女。 何者も気圧する鋭く研ぎ澄まされた、しかしある陰を孕む第二王太子殿下の彼。 二人の背けあった指針はやがて少しずつ、少しずつ、まるで時計の長針と短針のように重なり合って、しかしまた分かれ。 二人を囲うサブキャラクターたちも一様に輝かしく愛らしく、最後の最後まで目が離せない物語。 水の国の民と、火の国の因縁とは? 銀細工のような上質で滑らかな物語、是非ともご覧いただきたい。 もちろん、そう、ご本人評する『鈍器のような』書籍でも。

5.0
  • 作品更新日:2019/3/21
  • 投稿日:2021/8/6
カクヨムミステリー連載:5話完結

失せ物探偵アルフレッド・ダント・ムントの異能記録

失せ物と一口に言えど実は多種多様。 時に物、時に人、時に思い出や時間まで──。 アルフレッド探偵は小柄で特段変哲もないけれど、その実とても優しくて広い心が居心地がいい人物。 自称「地味な失せ物を拾い上げる特殊能力」も相まれば、あなたも彼に心を拾われたくなるのも時間の問題かも? 個性的で愉快な仲間と苦いコーヒーが待ってます。 ぜひ「低いヒールで」事務所の扉を開けてみては?

5.0
  • 作品更新日:2019/2/7
  • 投稿日:2021/8/6
カクヨム恋愛短編完結

クリームソーダの頃

楽しかった『四人でいること』。 それは音楽仲間ってだけじゃなくて、いつでも頭を突き合わせてじゃれ合うようなひと時もあれば、キュンと歯の奥の苦みだって隠しきれなくて──。 一緒に飲んだクリームソーダの味は、あの頃が遠ざかった大人の彼らが飲んでも、同じ味だろうか? 甘いだけじゃ終わらない、短くも強く弾ける彼らの澄んだ景色に添えられたアイスの甘みは、あの頃のあなたにもきっと甘く染み入ります。

5.0
  • 作品更新日:2019/7/26
  • 投稿日:2021/8/6
カクヨムその他短編完結

きつねとうさぎ

食べたいと焦がれた溜め息の数だけ、そのお口にまた入るといいなぁ。 またまたほっこりしてしまいました。 自分の手で作れるなら、次は肥えぬようお気を付けくださいね、お狐さま(´ω`)

5.0
  • 作品更新日:2019/10/9
  • 投稿日:2021/8/6
カクヨムファンタジー連載:20話完結

白き夜の涯 -片翼の小鳥と優しき神獣の物語-

深い森に逃げ込んだ『兄』と『妹』と。 彼の友人の手を借りつつ、みんなが癒し合って、また明日を夢見る。 作中で追ってくる「神殺し」にだって、抱えている深い想いがあるわけですが、ゆっくりゆっくりと距離を縮め合って、血が滴る中で気付きがあって──。 記憶喪失の白蛇が見る『明日』は、深い愛情と白き希望で満ちていて暖かな読後でした。 色恋の『愛』だけが『愛』じゃないんだと、再び気が付く物語。 あなたの心を新緑の空気と暖かな朝陽で満たすはず。 あ、レモネードかミルクセーキを傍らにどうぞご用意くださいな。

5.0
  • 作品更新日:2019/10/3
  • 投稿日:2021/8/6
ノベルアップ+ファンタジー完結非公開

たとえば永久に

不意な出逢いは、運命めいたものであった。 そこに一歩踏み出したのも、あの時にああいう選択をしたのも、彼女の発言も彼のまなざしも。 抽象画の中にある具体性をじっと見つめていたような、不思議な体験をしました。 彼らはどこまでほんとうで、どこまで一瞬で永遠なのだろう。 とこしえは、彼らの中に息づいていました。 きっと、私たちの中にも、きっと。

5.0
  • 作品更新日:2021/4/11
  • 投稿日:2021/8/7
カクヨムファンタジー連載:7話

ある喫茶店にて

ファンタジー×ミステリー。 ミステリー好きの新たな扉が開けてしまう、なんとも危ない2500文字の集まりです。 五感描写がリアルで、実に臨場感に溢れています。 だからこそ登場人物皆々がこんなにもリアルで、呼吸の微かな息遣いまで聞こえてくるのでしょう。 危ないのはまさに、これ、本作における『臨場感』。 へぇ、ふぅんと一話をクリックしてしまえば、あなたも確実に瞬きの速度で「つづき」をクリックしてしまいます。 ほら、危ない危ない。 のめり込み、必至ですから。

5.0
  • 作品更新日:2019/11/30
  • 投稿日:2021/8/6
カクヨムSF完結非公開

セイレネス・ロンド(1)/歌姫は幻影と歌う

一式ワールドの深層はここより始まりて。 そう直感したので、世界に飛び込んでみた。 想像を絶するカティの命運に、鳥肌と、興奮と、ほんの少し暖かくて優しいひと時とが混ざりゆく。 裏で暗躍する諸々は何が為か、誰が為か。 大切なものに触れ、人間味が戻るカティを襲う事件が連れてくる、息吐く暇のなさは圧巻の一言。 序章に触れただけでは語るに足りないので、大人しく続きへと飛び立ってくるとする。

5.0
  • 作品更新日:2022/5/21
  • 投稿日:2021/8/6