ギスギスオンライン
当作品を一言で説明すると「小悪党だが、決めるところではきっちり決めるクズな主人公が、悪事に走ってヒロインに殺され、スケベ心をだしてヒロインに殺され、良い空気になったらヒロインに殺される話」です。 上の説明で全く理解ができない方、ぜひ読んでいただきたいです。 気がつけば、この作品の魅力に中毒になること間違えなしです。 一つ惜しむべく点を挙げるとするなら、文風がやや独特で読む人を選ぶ点です。 ただ話が進むにつれて、読みやすいように文が整っていくので、最初の何話かで心折れることなく、読んでいただきたいです!
- 作品更新日:2024/4/28
- 投稿日:2021/7/9
小説投稿サイトでランキング一位を取らないと出られない部屋
最初に謝っておきます。 『無職転生』も最高傑作です。(紛らわしいキャッチコピーで申し訳ないです) ただ仮に『無職転生』と当作品、どちらがより優れているかと問われれば私は当作品を推します。 再三になりますが、『無職転生』も優れた作品なのは確かです。 そしてそれが覆ることはありません。 以上の点から、当作品が理不尽な孫の手の先生の代表作として扱われることは残念ながらないでしょう。 しかし、当作品にはそういったハンディキャップをものともしない面白さがあります。 ……正直に申し上げましょう。私は『無職転生』を読んだ時よりも当作品のほうがより印象に残り。また感銘を受けました。 そう思えるのはどうしてでしょう。 理由は沢山ありますが、あえて絞るのであれば2つあります。 まず1つ目に「テーマがなろうを使うニーズに合致し、なおかつストーリーとして上手く組み上げられている点」です。 タイトルからわかる通り、当作品は小説家になろうでランキング1位を目指すというシンプルな構造となっています。 しかしこの手の作品(小説を書く指針などをまとめた執筆論、エッセイなど)は、総じて啓蒙的でかつ論理的な話が多く面白くないことが多いです。 だが当作品はそういうマイナスなイメージは全くなく、あくまでライトノベルの文体で書かれており、ストーリーも丁寧に、そして読者の心を惹きつけるよう描かれています。 まずこれだけで十二分に凄いことなのではないでしょうか。 2つ目に「作中で紹介される執筆の極意が、真に迫った内容である点」です。 当作品では執筆初心者がやりがちなミスから、タイトル論、はてには筆者が心掛けておく姿勢まで事細かに、そしてストーリー性を損なうことなく描かれています。 そしてそれらの極意が、実際に効果があるのか当作品でも使われているのです。 ネタバレになるので、あえて差し控えますが、ある該当箇所を読むだけである程度の執筆論がいつの間にか身についてしまうという魔法みたいなことが起こります。 そんな力の一端を垣間見ることができる……それだけで当作品は読むべき価値があるかと思いますが如何でしょうか。 他にも多くの理由がありますが、これ以上語るのも無粋かと思います。 ここまで長ったらしく、拙いレビューを読んでいただけたということは、貴方の心の中に当作品の魅力が湧いているということでしょう。 であるならば、ぜひとも自身の手で当作品を読んでいただければと存じます。 決して無駄な時間にはならないと保証します。
- 作品更新日:2017/6/18
- 投稿日:2021/7/16
死神を食べた少女
当作品を一言で説明すると、「主人公の死神を食べた少女が、革命によって終わりを迎えようとしている王国の兵士として戦っていく話」です。 見どころとしてはたくさんありますが、一つ上げろと言われれば「主人公の少女が可愛い、そして独特の魅力を持ち合わせている」点です。 彼女は頑固ともいえるぐらい、一貫した信念を持っています。 そんな彼女に周囲の人は、戸惑いながらも、だんだんと惹かれていき、そしてともに戦っていくことになります。 きっとこれから読まれる方も彼女に段々と惹かれていくことになります。 当作品は戦記物になりますが、とても読みやすく、途中で読みたくなくなるということもないと思います。 完結してますので、安心して読んでいただければと存じます。
- 作品更新日:2012/12/23
- 投稿日:2021/7/9
ネット作家の火村君が「売る文章術」をコピーライターに教わるようです
本職がコピーライターでもある筆者が、自身の経験を活かし、いかに文章を「売る」のかについて書かれている話になります。 「小説とはそもそも何のためにあるのか」という根本的な疑問から、「タイトルをつける際に必要な考え方」という基本的な知識、はてには「ヒットしそうな小説のテーマになりうるかの確認方法」といったレベルの高い話までが分かりやすく、丁寧に書かれています。 基本的にこういう執筆論に触れる作品というのは、難解で、読みづらいことが多いですが、当作品はそういった形式は一切取っておらず、登場人物の二人による会話調ですらすらと読める作風になっています。 『ネット小説書き始めたけど、勝手がわからない』 『もう少し読者数が増やせる作品を書きたい』 『小説を売るということがどういうことなのか知りたい』 上のようなお悩みをお持ちの方。 ぜひご一読あれ、必ず何かしらの知見を得られるはずです。
- 作品更新日:2018/11/19
- 投稿日:2021/7/10