魔界探偵団

この世界「地球」は、昔、「魔法」と呼ばれる技を使える者が居たという。しかし、それが使える者は日本と呼ばれる国のごく僅かな人物に限られていた。 日本はその頃、徹底的な男尊女卑社会に加えて身分制度まであり、おまけに差別が当たり前という過酷な時代であったため、魔法が使える者達は奇異の目を向けられ、迫害されていった。 魔法を使える者達は、それでも戦争をしようとしなかった。魔法を使えるのは母数の影響上農民や町民が多く、仮に無理やり争って勝っても政治が出来ずに破滅することは目に見えていたからである。 そんな中、一人の男が現れた。その男の魔法はかなり特殊な『人の望みを叶える』といったものだった。 男の元に集まった魔法を使える者達『魔族』はほとんど全員が『安心して暮らせるようになりたい』と願った。その結果、元の望みとは似ても似つかない『魔界』と呼ばれる世界が出来上がったのである。 こうして別々の世界に住み始めたお互いは、互いの存在を忘れていってしまったのであった、、、。 これは、別々の世界に住んでいた一人の少年と少女が出会った事で小さく動き出した物語。 ※更新は月に2、3回程度を目安に、気まぐれで書いてます。どうぞよろしくお願いします。