ダンジョンで呪いの球体関節人形始めました。
最終更新:2023/7/1
作品紹介
最初は、単なる憧れだった。 ド派手なスキルで強大なモンスターを倒す彼らの姿に、子供時代の僕は心を踊らせたものだ。 その憧れは成長するとともに、衝動へと変わった。彼らの活躍に熱狂する、大勢の一人でいることに我慢ができなくなった。 僕も彼らのようになりたいと、そう強く思った。 こんな僕を、誰かは笑うだろう。馬鹿だと呆れるだろう。 だけど、仕方ないじゃないか。自分でも、この思いは止められ無い、止めたくないと思ってしまったのだから。 ダンジョン。ある日唐突に世界中に現れるようになったそれは、人類にとっての脅威でありながら、様々な恵をもたらし、人類にとってなくてはならない存在となる。 ダンジョンに潜り、そこから様々な物を持ち帰ることを生業とする者達は冒険者と呼ばれるようになり、いつしか人々の憧れの職業となった。 そんなダンジョンが世の中に認知されるようになってはや半世紀。 今日も一人の少年が、冒険者となるため冒険者組合を訪れる。
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