ラストダンジョンに転移した俺、魔王軍の幹部に即キルされて死体に寄生するアンデッド、『ジャック・オー・ランタン』に転生する。
最終更新:2022/10/30
作品紹介
主人公、秋月 透は10年間一歩も家から出ない生活を送っていた、生粋の引きこもりだった。 しかし、ひょんなことから異世界に転移した彼は、恐ろしい怪物によって呆気なくその生涯に幕を下ろすことになる。 彼の肉体は怪物の吐く灼熱の炎に焼かれ、その身は塵となり、後に残ったのは頭蓋骨一つだけだった。 通常、この世界では死者が蘇ることはない。 しかし、奇跡的な例外が起こり、彼の魂は別の種族へと転化した。 その種族とはーーーーーー目と鼻と口が彫られた、ハロウィンの飾り付けに使われるただのカボチャだった。 「手足の無い、カボチャ頭の身で、どうこの異世界を攻略していけば良いんだよ・・・・」 男は苦悩のため息を吐く。 今のところ異世界で獲得したスキルは【アンデッドドール】と呼ばれる死体をアンデッドに変え使役する能力と、【リビングデッドコントロール】という死体の首に寄生する能力だけ。 これらの能力を駆使して、彼はこれからこの異世界で生きていかねばならない。 「まぁ、どうせ前世はヒキニートだったんだ。やるだけやってみるか」 目の前に広がるのは、延々と広がる広大な地下迷宮の風景。 カボチャに転生した彼の産まれたその場所は、世界最高難易度と謳われる、ラストダンジョンーーーーー魔王の幹部が支配する、悪魔の迷宮だった。 これは、だだのカボチャ頭である彼が、新たなる魔王に成り代わって、世界を支配するまでの物語である。 完結目指して、できる限り毎日投稿を目指します! ブックマーク、評価、感想等書いてくださると励みになります!
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