盲目の軍師~武田信親伝~
最終更新:2024/4/27
作品紹介
『甲斐国編あらすじ』 眠りから目を覚ましたら、戦国時代の武田晴信の次男、武田信親の幼少期の体の中にいた。 何でこんな事になったのか?目を開く事も出来ないのに、どうやって生きて行けと言うのか? そもそも、このまま時間が経過したら確実に織田信長の甲斐侵攻時に殺される。 不幸中の幸いと言うべきか、自分には趣味で覚えた多少の知識がある。これを『夢で菅公から学んだ』事にして、何とか生き延びよう。 そんな気持ちで武田家次男坊として生きようとした主人公を待ち受けていたのは、悲惨な甲斐国と言う現実。 そして耳に飛び込んできた『間引き』という現実。 自分がいかに甘い考えを持っていたのか。腕の中で、冷たくそれでも柔らかい赤子の頬を突きながら、死んでしまった赤子に『愛』と名付ける。今度こそ、両親に愛されて生まれてこいと願って。そして、本当の意味で戦国の世を生きていく決意をする。 『愛』、お前の死は無駄にはしない。 その決意の為に、主人公は覚悟を決める。 『私は望んで地獄に落ちてやる』 これは後に『今荀彧』と呼ばれる事になる、男の物語。 注意 ①主人公は盲目の為、たまに現代日本では差別用語となる言葉(盲:めくら)等が出る事があります。また主人公は全盲ではありません。いわゆる奇形の一種で、瞼が少ししか開かない、という設定です(視野が凄く狭い)。 ②武田家が中心になる為、割を食う御家が多々出ます。 ③戦争描写は少なめ。
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