可愛いからってチョーシに乗んなよ!?
最終更新:2014/4/12
作品紹介
―イケメン ―美少女 ―金持ち ―そして権力者 『そんな奴らは俺の生涯の仇敵だ。絶滅しろ。むしろ絶滅させてやる』 なんて信条を持つ自称平凡な高校生 通称イタい高校生、空野雪彦は高校二年になった。 否 なるはずだった春休みの直前のことだった。 雪彦の通っていた白河高校が突如取り壊されることが決定事項として告げられた。 近隣にある日本一上流階級が集う名門校、私立エクリシア学園の領地拡大のために土地ごと買収されたせいだ。 白河高校に通う生徒に残された道は二つ。 学区内の他校への転校、あるいは形式上エクリシア学園内での残留というものだった。 ほとんどの生徒が転校を選ぶ中、雪彦は残ることを決意する。 『金持ち共の思い通りになんかさせてたまるか。俺達の学校を取り返してやる』 そんな短絡的思考である雪彦と仲間達、そして他数名の生徒が残留することになり 超絶駄目教師や美少女転校生を加えての新クラスで二年を迎えることになった。 かくして私立エクリシア学園白河高校科が誕生である。 一学年に一つの教室を貸し与えるのみ、という滅茶苦茶な待遇 そして学園生から向けられる嘲笑の目 それらにうんざりさせられつつ別世界と呼ばれるエクリシア学園での生活が始まってすぐ 食堂の利用すら許可されないという差別ぶりに、待遇の改善を要求すべく白河高校科生徒自治会が発足する。 半ば押しつけられる形で自治会会長に任命された雪彦だったが 偶然生徒手帳を届けたことをきっかけに付きまとわれることになった。 エクリシア学園生徒会長であり、 理事長の娘であり、 天上天下唯我独尊な性格の持ち主である 絵に描いた様なお嬢様『天上院リリカ』にお礼と称して無理矢理学園生徒会のメンバーにされてしまう。 生徒自治会の会長でありながら、その敵である学園生徒会にも席を置くという珍事に加え なぜかリリカの父親である理事長に気に入られて理事長宅である豪邸でリリカに仕えさせらる羽目になった雪彦の 母校奪還に燃える戦いが始まる……のだろうか。
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