Ara Vergessen

『異世界転生には、もう飽きた！』――これは、人と銃弾と戦車と突然変異と暴走機械と血飛沫と死体と湯水の如く戦闘シーンで悉く滅殺・消費される破落戸共の物語。ポストアポカリプスな不毛の大地で木霊する合言葉は、バルバリッシュ！　惑星、何ですぐに荒廃してしまうのん？　それはね、何処の時間軸でも高度な人工知能が暴走をするからだよ。ロボット三原則なんて、クソ喰らえってな具合にね！　無機物の癖にアナーキーなヤツよ。ただし、今回もその限りだとは限らないけれど。ヒャッハー、貴様もベイクドポテトにしてやろうか！？　――目が覚めた時には、己より記憶は消失していた。その中で辛うじて覚えていたことは、自身の名前――そして、銃の撃ち方である。故に、男は記憶を取り戻す旅へと出る。この物語はお子様にもお母様と一緒にご安心してご覧頂ける、良い子と狂気と機関砲と炸裂弾と反社会的なインモラリズム溢れるロック＆パンクな完全無欠フィクションです。稀……頻繁にモブの脳梁が飛び散る程度です。登場する人物、団体、名称、思想、言語、武器、車、物理・科学法則その他諸々は、創作上の存在・設定であり、現実のものとは一切関係がございません。賢い戦闘犬は出ません……多分。