ルネ・デフォルト氏の第六十感【第48感】しょぼ探偵吉三郎レポート02野次馬名人編
最終更新:2016/6/21
作品紹介
探偵稼業一本では食えないしょぼ探偵の吉三郎は三流雑誌社のカメラマンをしていた。 ある日、編集長に呼び止められ「日本海で大火災が起きるという予言がある。ついてはお前、その大火災の取材と撮影に行け」といわれる。予言なんて当てにならないものなのだが、吉三郎は昔から火災現場によく遭遇するという「癖」があり、野次馬名人と呼ばれていた。だから編集長は「お前が行けば、起きない火災も起きるかもしれない」と言うのである。仕事だからというんで吉三郎は予言の地に向かい、とあるスナックで待機するが、そこにはもう一人、火事に偉く縁のある男がいた。 その二人が偶然居合わせたことで吉三郎は予言が当たるかもと思い始めた。
評価・レビュー
まだレビューはありません。