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@オノログ
作:柊らし
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最終更新:2019/12/17
うまれつき涙腺が弱く、泣くたびに目から魚が飛びだす体質のわたしは、ある晩一通の手紙を受け取った。 差出人の名前は<海の神>。期待と不安に揺れながら、わたしは海辺へと向かうバスに乗る──
生まれつき極端に涙もろい主人公・みうが、<海の神>からの手紙を受け取って涙腺の修理をするために出かけます。 ひとはどれだけの涙を、内なる「海」に抱えているのでしょう。 彼女のように涙がよく出る(しかも一緒に目から魚も飛び出る)のは、確かに少し不便かもしれません。 でも、たくさん泣くことは、ほんとうに「欠陥」でしょうか。 まるで落語のようなユーモアをそこかしこにちりばめながら、最後は胸がじんとする、ちいさな宝物のようなお話です。 色とりどりの花々と、すきとおった涙のしずくのイメージが、いつまでも心に残りました。
泡野瑤子
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