遠野新伝承 天狗の少年が紡ぐ平成の民話
最終更新:2016/11/23
作品紹介
岩手県遠野市。 亡き父の跡を継ぎ、天狗の狩衣をまとって超人的な身体能力を得た中学生の稗貫誠一。 家系に伝わる使命に基づき、彼は里の人間と山の妖怪との調整役を任された。 最初は仕方なくやっていたものの、いくつもの山の問題を解決していくうちに誠一は徐々にその責務を自覚し、積極的に役目を果たすようになる。 そんな彼を支えるのは幼馴染の巫女、読書好きの河童の少年、誠一に想いを募らせる妖怪狐と人妖問わず。 今なお人と妖怪、そして八百万の神々が生き続ける里山を舞台に綴られる、日常と幻想が隣り合わせの現代のおとぎ話。 『遠野物語』および『遠野物語拾遺』をモチーフに実際に伝わる多くの伝説、怪異が登場します。 この物語の本当の主人公は、遠野という日本の原風景そのものかもしれません。 ※この小説には一部写真が挿入されています。
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