双剣のルード ~剣聖と大賢者の孫は俊傑な優男だが世間知らずのいなかもの~
最終更新:2023/1/31
作品紹介
帝国最強剣士である「剣聖」の称号を持つグンターとあらゆる魔法と錬金術を極めた「幻の大賢者」マリア・テレーゼに育てられたルードヴィヒは、俊傑な魔法剣士でいて、天使のように美しい完璧超人へと成長していた。 それにとどまらず、「地獄森」と恐れられる地元・シオンの町近郊の森を越え、想像もできない未踏の地へと足を伸ばし実力を伸ばしている。 だが、度を越した強さは、ときに畏怖嫌厭の情を起こさせ、ひいては社会から爪弾きにされかねない。 15歳となり、大都会アウクトブルグの学校へと送り出すときに、祖父グンターは念を押した。 「くれぐれも思い上がったまねすんでねぇぞ」 「わかってるてぇ! 爺さも歳なんだすけ、あんま気もむと難儀くなるがぁぜ」 能力も容姿も、都会の人々になじんで普通の生活を送るのに問題はないはずだった。 でも、ただ一つ欠けていたのは……。 ルードヴィヒは、「いなかっぺ」だったのです。
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