誰がマリー・ロビンを殺したか

彼女の名前はマリー・ロビン。22歳。 とある男爵令嬢に仕えていたレディーズメイドだ。 長閑な森の中の湖で、彼女はその生涯を終えた。 事件を捜査する刑事は、彼女の関係者に話を聞きに行く。 マリーが仕えていた男爵令嬢、マリーの婚約者、同僚、そして父親…。 しかし、何故か彼らはマリーの死を悲しんでいないように見えた。 彼女は彼らに虐げられていたのか？裏切られていたのか？ けれど、再び刑事が彼らの元を訪れると、様子が一変していた……。 マリー・ロビンとは、どういう女性だったのだろう。 彼らは本当に彼女を愛していなかったのだろうか？ 彼女の”死”をきっかけに、暴かれた父の、婚約者の、友の本当の想い。 そして、刑事の選択は……。 全30話くらいで完結の予定です。 ——— ジャンル変更のお知らせ（第10話の前書きにあったものとほぼ一緒） お読みいただきありがとうございます。 これまで「異世界恋愛」としてアップしていた本作ですが、私の予想以上に恋愛要素がなかなか出て来ず(汗)、迷った末に８月から「推理」ジャンルとすることにしました。 混乱させてしまい申し訳ありません。 ただし恋愛要素が無くなった訳ではありませんし、考えているお話の内容を変えるものでもありませんので、どうかご理解頂ければと思います。 どうぞ、最後まで本作をよろしくお願い致します。