開闢のミーディアム ~人ならざる者が見える辰美の視点~
最終更新:2023/6/30
作品紹介
──「視点」を変えれば未確認生物、神霊、神使や人ならざる者が存在している? 世の中では人類からしたら得体のしれない人智を超えた存在(精霊・妖怪・神など あるいは宇宙人)─人ならざる者がおり、または得体の知れない生業をしている者─魔法使いやハンターなどがいる。未知の世界は極楽でも地獄でもない。それは日常に潜んでいるのだ。 人界と異界があり、それぞれ互いに同じ空間いながら異なる世界にいる。人間が人ならざる者に遭うのはお互いの世界が重なった時だ──── 一方、世界は神々や摩訶不思議な─超自然的な事柄を信じなくなっている。 日本の首都圏にある埼玉県の山奥にある田舎町、越久夜町(おくやまち)に住む女子大生の辰美(たつみ)はある時から人界とは剥離した異界や人ならざる者が見える目を持っていた。 そんな辰美はある日、「異界」の影響を受ける。地球の神であるという麗羅(らいら)という女性から「ハッピーエンドにして欲しい」と頼まれてしまった。 夢の中で起きる摩訶不思議な経験、そして友人の妹がいなくなる事件。長閑な山間部の田舎町が徐々に様相を変え、不穏な空気が漂い出す。人間が認識している世界では起こりえない出来事が辰美を巻き込んでいく。 町の神域を破壊する悪い魔法使いや反対に町を守るタヌキたち、時空を見通し言葉を喋る犬人間。神に仕える神使たちや正体不明の赤眼のカラス、怨霊、古代のシャーマン…辰美の前に現れる人ならざる者たちははたして味方か?それとも敵なのか?悪か善か? そしてとある時空の都内で起きた出来事がきっかけで全ての物事が狂い、「変哲のない」女子大生の辰美へ至難を与える。 やがてそれは多大な影響となり越久夜町を破壊する様々な出来事が起きていき、最期へ向かう── ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ●2021/10/17 題名を「開闢のミーディアム ~人ならざる者が見える辰美の視点~」に変えました。
評価・レビュー
まだレビューはありません。