桜の綾が香るとき
最終更新:2022/3/26
作品紹介
「わたしのこと、覚えてる……?」 四月一日に高校の入学式を迎えてから一週間。 新入生の夜宮悠斗は、正門前で自分の名前を尋ねている少女に出会う。 彼女は小学校まで仲良くしていた幼馴染・桜瀬綾香だった。 とある過去から絵を描かなくなってしまった悠斗に、綾香は寄り添うことに。 突然現れた幼馴染。失踪した父親。中学時代のトラウマ。 綾香と共有する時間の長さに呼応するように、胸の泥濘が浄化されていく。 これは絵が繋ぎ、絵で送る、切なくてほろ苦い奇跡の一年間を象徴する青春物語。
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