竜と魔導書
最終更新:2023/5/6
作品紹介
【最終・第五部 連載中】(最終話まで書き上がっています) 「厄災」による滅亡の危機を乗り越えてより約1000年。 多様な種族が生きるこの世界「エンズフィール」では、人族がかつてない繁栄の時代を迎え、その版図を広げていた。 一方で、人族との戦いに敗れた古の種族は、ひとつ、またひとつと姿を消し、斜陽の時を迎えている。 主人公シャイードは、遺跡の町で「引き上げ屋」をしていた。 引き上げ屋とは、魔法王国時代の遺跡に潜り、今は失われた有用な魔法具類を探索して持ち帰る者たちの総称である。 パーティーを組んで探索をする者が多い中、シャイードはほとんどの場合、一人で潜っていた。彼はその出自に、大いなる秘密を抱えていたからだ。もしも秘密が公になれば、彼は大勢の人に追われ、討伐される運命にある。 くわえて彼には、殺された師が遺跡に隠した遺産を探し出すという本当の目的があった。 遺産の正体はわからない。形や大きさすらも。 手がかりは師から受け継いだ奇妙な形のペンダントのみだ。 「世界とお前の未来を開け」 そう言い残して息絶えた師の、最後の願いを叶えるため、シャイードは折れそうになる心を叱咤して遺跡に潜る。 ついに見つけた遺産はしかし、シャイードの想像を超えるモノだった。 その時、彼は知る。世界の”真実”と、密やかに忍び寄る”危機”を。 ――これは二つの滅亡に抗う、二つの存在(バディ)の物語である。 ※各部のあらすじは、次の部の冒頭にあります(例:第一部のあらすじは、第二部冒頭に)。ネタバレが苦手な方は、ご注意下さい!
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